投稿日: 2024-06-162024-06-162024年6月、畑の景色 収穫 梅雨入り前に終わらしたいこと。ニンニク、タマネギ、ジャガイモの収穫です。これらは収穫後水に濡れると傷んでしまうため、晴れの日に収穫してある程度乾燥させた後、雨がしのげるところで保管しないといけません。ということで、天気予報を見ながら収穫日を決めて収穫していきます。ニンニクとタマネギは先日ようやく収穫が終わり一段落しましたが、ジャガイモは全く手を付けられないまま梅雨を迎えてしまいそうです。収穫と出荷、時々草刈りが入るとなかなか想定通り作業が進まないですね。でも、ジャガイモに関してはしばらく畑に放置しても大丈夫でしょう。 新タマネギとして出荷するものは畑で根と葉を切り取り袋詰めにします。大半は保管のため育苗ハウスに退避します。 今収穫の最盛期を迎えているのはズッキーニです。ズッキーニも成長速度の速い野菜の一つで実が付くと一気に大きくなります。取り損ねて放置するとそれこそでっぷり太った錦鯉みたいに巨大化しますので見逃さないよう注意が必要です。 毎日だいたい20本ペースで収穫しています。 そして、ズッキーニの作業として欠かさないのは早朝の人工授粉です。受粉がうまくいかないとそもそも実ができないし、実が付いたとしても形が悪かったりとかするみたいなので、人工授粉した方が自然に任せるより高い確率でいい形のズッキーニができるようです。そして、早朝やるのは花が開いている時間が朝しかなく9時くらいになると花が閉じ始めてしまうので、毎朝6時ごろ出荷作業前にやっています。 今年もやります 徐々に知名度が上がってきている青パパイヤですが、横浜界隈でパパイヤを育てている農家はほとんどいません。神奈川では秦野や相模原の方とかでは栽培が盛んと言う話はちらっと聞いたことがあるのですが。横浜で栽培が流行らないのはきっと場所をとるとか、木のくせに冬越せないとかなのかなと勝手に思っています。まあ、育てる人が周りにいないということは競争相手がいないということなので自分にはいいことだと思い、パパイヤは今後も続けるつもりです。去年は60本植えましたが今年は100本植えました。改めてみるとやっぱりほかの野菜に比べて格段に場所がとられてしまいますね。10a(1,000㎡)は超えてるでしょうか。 トラブル続出 今月早々、パイプ倉庫の天幕が強風によって破れてしまいました。取り換えて1年もたっていないのでかなりの痛手です。昨年も台風で天幕が破れたのですが、その時倉庫の中が水浸しになってしまい中身のものが大変なことになりました。そんな経験があったので、天幕が破れた際に被害を最小限にするために天幕の下にブルーシートを被せて2重にしていましたが今回はそれが雨水を防御してくれました。数万円の天幕が破れ数千円のブルーシートが被害を食い止めてくれた格好となったわけです。そういうわけで今回天幕を新しいのに取り換える気にならず、見た目は悪いですが隙間はシートで覆い応急処置でしばらくしのごうかと思います。 ある日、滅多に通らない農道を気まぐれで通った時のことです。タイミング悪く進行方向にトラックが道をふさいでいたため、バックで引き返そうとしたところ脱輪してしましました。草がぼうぼう生えていて道との境が分からずいつの間にかタイヤが道を外れてしまったというわけです。一時は気が動転して焦りもしましたが冷静さを取り戻した後、保険会社に連絡しました。その数分後、業者に来ていただきクレーンで救出されて事なきを得ましたが、慣れないことはやるものではないということと、保険に入っていてよかったと思うのでした。 今年はカラスの襲撃が激しいです。先月はサツマイモの苗を引き抜いたりして被害を受けましたが、今月も地味にやられています。例えば、ラッカセイの苗をわけもなく引き抜かれたり、はたまた熟れてもないトマトをつつかれたりとか。その後、トマトは防虫糸を周りに張り巡らせ対処しました。去年はノーガードでも被害を受けなかったスイカなども今年はカラス被害を受けそうな野菜は防鳥ネットなどの対策が必要と思いました。