2023年8月、畑の景色

異常気象

異常気象と言ったら大げさかもしれませんが、今年の梅雨は雨が少なかったと思います。雨の降らない梅雨が明け7月は殆ど雨が降っていません。畑はというと、地面が完全に乾きちょっとしたことで砂埃が舞う状態です。こんな状況なので当然作物にも影響してしまうのです。例えばナスは完全にボケてしまい売り物にはなりません。ピーマンも日焼けなどで色がかわりこちらも出荷できません。などと、けっこうダメージを受けています。

水がたっぷり必要なサトイモも葉が黄色くなったりと元気がありません。

でも

雨が降らずとも雑草には全く関係がないようです。マルチの張っていない畝や、通路から生えた雑草は刈っても刈っても次々と生えてきます。つい2週間前に草刈した場所も雑草の海と化してしまいます。

毎日数時間はどこかの草を刈っています。

さつまいもの畑に生えた雑草。さつまいものツルも伸びているので草刈り機は使えません。雑草に絡んだツルをどけながら手で刈り取ります。この畑の雑草を刈るのに10日くらいかかりました。

収穫

雨が降らなくてもさほど影響がない野菜もあります。カボチャは先月末に一気に収穫しました。スイカも順次収穫しています。オクラ、ゴーヤは8月入っても毎日収穫しています。

下の写真は、バターナッツというかぼちゃです。

スイカは7kgを超えました。

うちが育てているオクラは丸オクラといい一般的なオクラのように角ばっていません。実が柔らかく大きくなっても筋張らないのが特徴です。

お疲れ様でした

どこまで大きくなるか試していたズッキーニですがついに力尽きました。実の大きさは川を遡上する鮭くらいです。株が枯れたのち実も少しずつ変色していきました。触ってはいませんがきっとぐちょぐちょになっていくんだと思います。

2023年7月、畑の景色

収穫祭り

確かまだ梅雨明けしてなかったかと思ったのですが日中はとにかく暑いです。天気予報では雨のち晴とかほぼ毎日「雨」が付くのですが雨が降っているのは夜中で、やっぱり仕事は猛暑の中やってます。汗は滝のようにかくし、立ち眩みして倒れそうになるし、これから夏本番を迎えるというのに大丈夫なのかと心配してしまいます。そんな私の不安とは関係なく野菜たちは次々と実をつけ熟しエンドレスで収穫を待ちわびているのです。

ズッキーニは毎日20本くらいとってます。とるタイミングを逃すとすぐ巨大化してしまいます。そうなるとちょっとカッコ悪くて私は出荷しません。ですが、巨大化しても味は変わらないので個人的には大きいほうが好きです。ちなみに直売所では25㎝くらいがよく売れるみたいです。スーパーでよく見るサイズより一回り大きいですね。

ピーマンは毎日5キロくらいとってます。袋詰めにすると20~25袋くらいになります。

その他、ナス、米ナス、ニンジン、インゲンが今収穫している野菜です。今月後半ごろからキャベツ、オクラ等も収穫を迎えます。

ニンジンは収穫時期を迎えてもしばらくは畑に置いたままにしておけるので自分のペースで収穫できます。

お尋ね者

今のところ私は出荷用としてトマトを育てていませんが自家用として少しやっています。そんな中、周りの農家の方が話していましたが今年はカラスが今までになく執拗にトマトを狙っているとのことです。なんでも、カラスがペアになってトマトの畝の周りを歩きながら物色していて、それはまるで食べごろのトマトを見定めているかのようだと。人間がいても離れていれば容赦なく食べていくそうです。案の定、私のトマトも例外はなく食されておりました。この後、あわててトマト畝の周りを釣り糸で囲いました。

もうすぐです

採算が合わなくても毎年欠かさず作るものがあります。その一つがスイカです。夏になると無性に食べたくなるので完全に自分の好みという理由だけでやってます。ついでに言いますと採算は置いといて基本的には自分が食べておいしいと思う野菜だけを作っています。自分が食べたいから作っていると言ってもいいですね。これに関しては何とも自己中心的な考え方だと思います。

ちなみに

放置すると果てしなく巨大化するズッキーニ。採り時を逃したものです。現時点で2ℓのペットボトルくらいですかね。さすがにここまでくると中の種も大きくなって食用には向かないでしょう。まだまだ生長中なので最後にはどうなるのか興味があります。少々もったいないですがこの株での収穫はあきらめてこのズッキーニのためだけに育てて様子を見ましょうか。

2023年6月、畑の景色

災害発生

6月2日に発生した豪雨によって予想以上のダメージを受けました。翌日昼頃の雨が上がり、畑に行くとまず目に入ったのがパイプ倉庫の変わり果てた姿。天幕が破れて一部風に飛ばされてしまいました。当然中ものは水びたしの状態。骨組みも一部破損していて昨夜の強風を物語っています。このパイプ倉庫は台風を数回経験していますが壊れたことはありませんでした。今回の豪雨は今までの台風よりも強力な風雨ではなかったと思いますがなぜこれまでの被害が出たのでしょうか。シートが破けたということは、恐らくシートの劣化により今回力尽きてしまったのでしょうね。とは言えまだ2年も経ってないのでもうちょっと耐えてほしかったです。

動揺して落ち着く間もなく畑に目をやると、軒並み苗が倒れているではありませんか。今日は畑がべちゃべちゃなので様子だけ見て帰ろうと思って来たのですが、そうもいかなくなってしまいました。畑のダメージよりも私の心のダメージが大きいです。

倒れているのは復旧できますが折れているのは対処できません。今回10本程度逝ってしまわれました。

ナス、トマトは比較的大丈夫そうなので取り急ぎ200本のピーマンの復旧だけやり、完了後他の畑の様子を見に行きました。幸い他の畑の被害はありませんでした。

梅雨入り前にはパイプ倉庫も復旧する必要があり、取り急ぎ天幕の注文だけしました。翌日、応急処置としてブルーシートを屋根代わりにセットしました。この後雨予報なので、天幕が来るまではこれでしのぎます。

畑の様子

そろそろジャガイモ、ニンジン、タマネギの収穫が始まります。ジャガイモは先月から葉が枯れてきたので収穫しようと思っていたのですが今回の復旧作業で後回しに。これから雨が続きそうなのでタイミングを逃してしまいました。早く晴れの日が来てほしいです。

ニンジンもそろそろOKです。

ウリ系のズッキーニ、カボチャは去年苗づくりでウリハムシにやられましたが、今年はちゃんとハウスで苗を育てたのでピンピンしています。ズッキーニはもう5㎝くらいの実をつけていますのでこちらももうすぐ収穫できそうです。

スイカは豪雨の前日に植えたのでどうなっているか心配でしたが何とか大丈夫でした。

風に弱いパパイヤも倒れていないか心配でしたがこちらも大丈夫です。

完全復旧

パイプ倉庫の天幕が届き早速取り付けました。梅雨入り前に何とか設置ができて一安心です。ですが、今回2万5千円の急な出費。財布のダメージも大きいです。これにより私の心のダメージはさらに倍になりました。とさ。

2023年5月、畑の景色

出荷作業

4月の頭から最近までは早朝にダイコンを掘ってきて、洗っての繰り返しで毎日50本弱を直売所に出荷しています。洗うのが手作業なので大変ですがダイコンは定番の野菜なので安定して売れるのがいいですね。

仕込み

これから夏に向けて準備してきた夏野菜の苗を植える時期に来ました。ピーマンは先月に既に定植済みですが、5月に入ってナス、パパイヤ、さつまいも、キャベツを定植したり、種ではオクラ、ラッカセイ、インゲンなんかを植えました。ですが、まだ育苗ハウスにはカボチャ、スイカ、ズッキーニ、ゴーヤなんかの苗が控えており畑に出たいとうずいています。

幼稚園イベント用のサツマイモ

幼稚園児のイモ堀体験用のサツマイモの準備も着々と進んでいます。5月12日現在で1000本植えました。この畑にはあと1000本植えて2000本植える予定です。

苗は、業者から仕入れたり自前の苗床で作ったりしています。ゆくゆくは完全自給でやれればと思っていますが、何千もの苗をどこでどうやって作るかが大きな課題です。

色々な被害?

畑ではいろいろな事件が起こります。風が強く吹けば、マルチやビニールトンネルがはがれたり、マルチをしないとあっという間に雑草に支配されたりと。なんか農業って無駄な作業が多いような気がします。

つい先日の強風ではがれたマルチ。いたるところではがれていました。復旧のためにこのマルチを張りなおさなければなりません。

まるで緑のカーペットのように雑草が生えていますが、実はジャガイモの畝です。マルチを張れない畝は必ずこうなってしまいます。早く邪悪な雑草を抜き取りジャガイモを救出しなければなりません。救出しないと収量ガタ落ちでしょうね。

マルチを張ってまだなにも植えていない畝にマルチの穴から雑草が生えています。保温効果のせいかマルチの穴から生えた雑草はものすごい勢いで成長するので本当に厄介です。何かの野菜を植える前にこの雑草を抜く作業が必要となります。

いろんな花

今年はレモンに挑戦しようと思います。レモンの実は酸っぱいですが花はとても甘い匂いがします。不思議ですよね。それはさておき、果樹は前から興味があってやってみたいと思っていましたがパパイヤをやってみて今回少し手を伸ばしてみました。果樹は実がなるまで数年かかると言いますが商品になるまでじっくり育ててみたいと思います。これが成功すれば他の果樹にも挑戦したいと思います。

これは何の花でしょう?取り残したダイコンから咲いた花です。アブラナ科の野菜はとう立ちしてだいたい黄色い花が咲きますが、ダイコンは白い花が咲きます。自分の畑でとう立ちして花が咲いた光景を見ると収穫しきれなかった(仕事がしきれなかった)という思いがあり農家のプロとしては少々恥ずかしい気持ちになります。私だけかな。

2023年4月、畑の景色

旬の野菜

3月途中から何も採れなくなり出荷作業もなかったのですが、ようやくダイコンが収穫時期を迎えました。この品種のダイコンにしてはまだ小ぶりですが、肌ツヤキレイなうちにどんどん採っていきたい思います。

冬越し野菜

昨年植え付けて冬を越す野菜はダイコンの他にニンニクとタマネギです。タマネギは苗が小さすぎて冬が越せるか心配でしたが、何とか生き残ってグングン生長しています。ニンニクも順調ですが今後のサビ病には要注意です。

ニンニクはサビ病になっていないか毎日チェック。もしサビ病を見逃したら一瞬でまん延してやがて腐って全滅してしまいます。

タマネギは暖かくなってからグングン生長してます。

イモ類

ジャガイモは先月植えて芽が出始めました。サツマイモは苗床に芋を入れて苗を育てています。サトイモは昨年採れた芋を解体(親イモ子イモ孫イモをくっつけたまま保存していたものを解体)してもうすぐ植えます。

ジャガイモは今年度から新たにお借りする畑に植えました。

サツマイモは芋から苗をとります。

サトイモは親芋、子イモ、孫イモを解体して大きさに分けて分別。今月中に植えます。

 

夏野菜の苗

ビニールハウスでナス、ピーマン、トマトとパパイヤの苗を育てています。苗は全部で700程度ですが、手狭でぎっしりしてしまってます。これからウリ科の種も撒きたいと思っているのですが場所が足りませんね。どうしようか。

もう場所がないのですが、あとキュウリ、カボチャ、スイカ、ズッキーニを植えたいです。

新しい畑

4月から新しく2か所の農地を借りました。なので単純に考えても仕事は数倍増えます。大丈夫なのかと思っても始まらないので突き進むだけ突き進もうと思います。それはさておき、そのうちの1か所ではJA横浜が手掛けている幼稚園児向けのサツマイモ堀体験事業のためにサツマイモを作ります。今年度は手始めに1,000株のオーダーを受けていますが来年以降徐々に増やしていく予定です。

10a(1,000㎡)ありますがここにサツマイモを植える予定です。

もう一つのところは30a(3,000㎡)ありますがその一部でパパイヤ60本とほんの少し果樹を試しにやってみたいと思っています。

2023年3月、畑の景色

今収穫しているもの

今採れるのはホウレンソウとコマツナのみです。無農薬で育てても虫がつかないのは冬の時期だけなのでこの時期にしか葉物野菜は作りません。葉物野菜は袋詰めなど荷造り(直売所に出す状態にする)が手間な割に安いのでいつも作るのどうしようと考えてしまうのですが、場所が空いているとつい作ってしまいます。

春の訪れ

とにかく風が強い。雨が降らない。畑の土が乾燥して土埃が舞い上がり、ビニールははがれる。日中気温は10℃台と暖かくなってきて春めいてきたのですが、ビニールトンネルの中は50℃近くになっています。トンネルの中は猛暑で外は強烈な土埃が舞っている。ビニールトンネルを外すか外さないか悩みどころですが、どうせビニールトンネルが風ではがされてしまう状況なので撤去することとしました。

春ダイコンは今月末くらいから出荷できそうです。

夏野菜の準備

ビニールハウスと農電マットでホカホカ状態の中、先日夏野菜の種を植えました。つい最近ナス、ピーマン、とうがらし、トマト、パパイヤの芽がでました。

種イモたち

昨年土の中に埋めていたイモを掘り出しました。埋めていたのはサツマイモとサトイモ。サツマイモは苗を作るため保温環境の中イモを植えます。サトイモはもうしばらく暗所で保管して2か月後くらいに植えます。

サツマイモは芽や根が結構生えていました。

サトイモはもうしばらくお休みしてください。

ジャガイモは種イモを買いました。もうすぐ植えるのでその前に日光に当てて芽出ししています。

2023年2月、畑の景色

お休み

今月はこれと言って進展がありません。夏野菜を作付けする予定の場所ががらんと空いています。空いている場所は耕運機で耕しておいてしばらくお休みとなります。

4月から新たに借りる農地です。ここは3反(約3,000㎡)ありますので耕しがいがあります。ちょっと早いですが手入れ始めてます。

夏野菜の準備

今月後半くらいから夏野菜の播種が始まります。その準備のために農電マットの取り付けを行いました。農電マットは今年1枚増やして3枚体制です。話はさかのぼりますが、今まで使っていた手作りの育苗ハウスは手狭となったため撤去しました。代わりに、一回り大きな育苗ハウスを設置したので育苗能力が少し改善されました。

後片付け

パパイヤの木が腐り始めてきました。果実はご覧の通り干し柿みたいな状態になっています。このまま放置してれば勝手に全てが腐って分解してくれないものだろうかと願いたいのですが、次の作付けがあるためそんなにのんびり構えていられるはずもありません。遅くとも来月中には撤去しなければなりません。

ひとまず木の根元を掘ってみましたが、深く張った根は抜けそうもありません。次の作付けを考えると全て抜き取りたかったのですが無理そうですね。取り除けない根に関してはそれこそ自然分解に頼るしかなさそうです。やっとこさ木が傾くくらいまで掘り進めましたが疲れたのでここでいったん終了。気がむいたら引っこ抜こうかと思います。

時代は回る

パパイヤの木を処分する一方、パパイヤの種をまきました。今年は新しく借りる農地に約60本植える予定です。

2023年1月、畑の景色

朝は寒いですが

この時期の朝は畑一面霜が降りて真っ白になります。土が凍り付いているので畑仕事はもちろんできません。10時くらいにようやく霜が溶け始めますが、溶けた霜が水になって畑はべちゃべちゃになります。昼頃それが少しずつ乾いてようやく落ち着く感じです。ホウレンソウも朝は写真のように真っ白になって枯れてしまいそうにも見えますが、ホウレンソウの中では凍らないように糖分を作り出しているそうです。だから寒い時期のホウレンソウは甘くておいしくなるのです。

今採れるのは

先月に続きキャベツ、カリフラワー、ニンジン、ジャガイモを順次収穫しています。これらも今月中に全て収穫し終わるペースです。来月は葉物しか残らないですね。

要因はわかりませんが、今回採れたニンジンはサイズが一回り大きいものが多く形もよかったです。発芽率が今イチだったのですが全体的な品質は良かったと思います。

トンネル

露地栽培はこの時期ビニールトンネルをしないと野菜は育ちません。これから育てる野菜はほぼすべてビニールトンネルをしています。

コマツナは数回に分けて種をまいていますが、11月ごろにに撒いたものが今こんな状態です。寒いとやっぱり生長が遅いですね。このペースだと収穫は来月の後半くらいでしょうか。

残骸

畑の真ん中で存在感を出していたパパイヤの木がとうとう枯れてしまいました。半年で一気に3m近く育った勢いは周りの人たちを驚かせたりもしましたが、その生命力は寒さに打ち勝つことなくあっけなく朽ちはててしまいました。

パパイヤの折れた枝と枯れた葉が風に揺れると、うらめしや~の幽霊の手のように見えてしまうのは私だけでしょうか。近隣住民から気味が悪いとクレームが入ってしまう前に枝を切り落としました。残った幹の方は、大変申し訳ないですが寒くて撤去する気力がないのでしばらく放置します。

2022年12月、畑の景色

旬の野菜

今うちで採れるのは葉物野菜とキャベツ、カリフラワーです。葉物野菜はホウレンソウとコマツナをリレーで2月一杯までやろうかと思います。その第一弾が今出荷時期を迎えています。葉物野菜は虫が付きやすいので農薬を使わないととてもじゃないけど作るのは困難です。ですので私は虫の付きにくい冬にしか作りません。今の時期だと農薬を使わなくてもそれなりにきれいな野菜が作れますよ。

こちらはキャベツの畝。11月まで防虫ネットのトンネルをつけていましたが、トンネル内に生えた雑草が激しく生長しキャベツが飲み込まれてしまいそうでしたのでトンネルを外して草をきれいに除去しました。キャベツは結球しているので今更虫がついたところで人間の食べるところには影響しないでしょう。

防虫ネットをしていても虫に食われる株はいくつかありましたが無事な奴はこんな感じで一切虫に食われていません。

カリフラワーはこんな感じ。

ちょっと不安です

少し遅くなりましたが、11月の終わりから12月の頭にかけてタマネギの苗を定植しました。タマネギは鉛筆くらいの太さの苗を植えるのが理想とも言われているので、自作の苗もそのくらいのサイズを目標にしていましたがそれほど育たないまま11月の終盤を迎えてしまいました。しかしながら定植の時期はとっくに過ぎてしまっているため多少不安が残るも焼き鳥の串くらいのサイズで植えることにしました。

そのか細い苗は4,000本近くあるのですが1本1本手で植えていく単調な作業を延々とやらなければなりません。飽きるし寒いしこの作業は本当につらいです。なんだかんだで3日もかけてしまいました。

今年の締めくくり

1年の最後の作業はダイコンの播種です。この時期に植えるダイコンはマルチ、不織布、ビニールトンネルと防寒対策に手間がかかりますが、手間をかける分、春にはおいしいダイコンができます。

まだ元気?

見たところ、パパイヤの生長は止まってしまっているようです。南国の植物ですから当たり前といえば当たり前ですね。つけている実のサイズは以前ほど大きくなりません。花は無駄に乱れ咲いていますがそれが実になる様子もありません。12月になって一気に気温が低くなり最低気温は普通に10℃を割っているという状況なので、めっぽう寒さに弱いパパイヤはいつ枯れ始めてもおかしくないのかもしれません。冬を越してくれたらと思いますがそれはかなわぬ思いなのでしょう。

最期

動きも鈍く前後に揺れながら歩いている。夏には鮮やかな緑色をしていたボディーがその影もなく茶色にくすみ見るからに衰弱しきった様子です。そのカマキリは一瞬こっちを向き「あばよ」と最後のお別れでもしているのでしょうか。そのあとゆっくりと去っていく姿はまるで死に場所を探しているかのようでした。きっとこの畑で害虫たちを倒し続け野菜を守ってきてくれたのでしょう。ありがとうカマキリ君。君の活躍は一生忘れることはないでしょう。

2022年11月、畑の景色

収穫だぁ

ちょっと遅くなってしまいましたが、サツマイモの収穫を始めました。今年は植え始めが遅かったので、その分収穫を遅くしてみました。掘り始めの感触では全体的に形、大きさはちょうどいい感じです。マルチをしなかった割にはコガネムシの幼虫にもあまり食われていない様子です。つるぼけもありません。ここまではまずまずですね。

掘り進めると、品種によってはイモが細かったり、割れたりしているのが多数現れるようになって収量に暗雲が立ち込めてきました。

割れたイモ。もちろん商品になりません。

最終的に割れたイモがこれだけになりました。持ち上げられないくらいの重さなので100㎏近くはあるかと思います。こんな姿でも十分食べられますが、家に持って帰っても食べ切れないのでいずれ処分することになるでしょう。もったいないのでどうか0円食堂さん、引き取ってはいただけないでしょうか。

ちなみに肌がきれいなイモはこんな感じです。

収量の結果は以下の通りです。
シルクスイート ◎
紅はるか 〇
紅乙女 〇
ふくむらさき 〇
安納 △
ハロウィンスイート ×
ハロウィンスイートは出荷を見送り。安納は既に品切れとなりました。

しかし、今年は傷物が多かったので来年に向けての対策が必要です。原因については思い当たることがいくつかあるので農家の先輩方に聞いたりネットで調べたりして一つ一つつぶしていくしかありません。

もうすぐです

もうすぐ収穫を迎える野菜たち。ホウレンソウやコマツナ、キャベツなどの葉物、根菜ではニンジン、ジャガイモです。サトイモはちょっと遅らせて収穫を始めようと思います。

未だ健在

パパイヤは結局3mくらいまで伸び未だ健在です。もちろん収穫もできます。どのくらいの寒さまで耐えられるのでしょうか。

種イモ保管

サツマイモとサトイモを来年のタネ用に保管します。畑の片隅に1mくらいの深さの穴を掘って埋めていきます。サトイモは10株程度親イモ、子イモ、孫イモがくっついたまま逆さにして埋めます。サツマイモは全部で50㎏位を品種ごとに網の袋に分けました。

埋めたらビニールシートをかぶせて完了です。

その他

今年はカマキリによく出くわしました。夏のある日ではゴーヤの茂みに紛れていたカマキリに気づかず手を突っ込んだらカマで攻撃されてびっくりしました。とある日では軽トラの屋根にカマキリが乗っているのを気づかず家まで連れて帰ってしまいました。つい最近では夏野菜の片づけをしていたら3匹出てきました。カマキリってそんなにたくさんいるものなのでしょうか。

サツマイモってツルの片付けが大変ですよね。ツルを一か所に集めるために畑の中を軽トラで何往復もしました。

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