投稿日: 2024-02-122024-06-16苗床を作る 準備 昨年までは知り合いの場所をお借りして、畑仲間と共同でサツマイモの苗床を作っていましたが、農協の観光芋ほり事業に参画したこともあり必要な苗の確保が難しくなったため、自分の畑にも苗床を作ることにしました。苗床に必要な材料は、苗床を囲むための畔シートとそれを支えるイレクターパイプ。畔シートはプラスチック製でかなり薄めなのでちょっと強度に不安がありますが、安価なので良しとしました。イレクターパイプも単品では安いのですが、40本くらい買ったので結局全部で1万円くらいの出費になりました。 枠をつくる 苗床の大きさは1.5m×9.5m。まずは、4つ角にイレクターパイプを打ち込みます。 打ち込んだパイプに畔シートを借り固定し、畔シートを広げていきます。畔シートは薄っぺらくて軽いので傾かないようにコンテナで支えます。 畔シートを支えるイレクターパイプを端から等間隔に打ち込んでいきます。 そして針金で固定します。 苗床の枠が完成。 苗床をつくる この畑から10kmくらい離れた場所に馬糞を分けてくれる乗馬クラブがあります。今年も軽トラで馬糞をGetしに行きます。 スコップでひたすら馬糞を軽トラに積み込み、畑についたらそれを積み下ろします。これを行ったり来たりで4回繰り返しました。 馬糞を苗床に入れる際に、米ぬかを混ぜ込み発酵を促します。この発酵熱を利用してさつまいもを発芽させるのです。ですが、米ぬかを混ぜ込んだ数日は発酵熱が60℃くらいになるので、サツマイモを入れ込むのは30℃くらいに落ち着いた3月頭くらいになります。
投稿日: 2021-10-222021-10-22貯蔵庫をつくる 背景 サツマイモの収穫時期のリミットが近づいてく中、収穫した芋の保存場所に悩んでいた私。代々農家でもない私はもともとはごく普通の一般サラリーマン家庭。家も普通の一戸建てで土地も倉庫もなく、ましてや収穫した野菜を置いとく場所もありません。畑の中に埋めるという手もありましたが、スコップで穴を掘るのもかなりの重労働ですのでその選択肢は外し、貯蔵庫をつくることにしました。 作る場所 先日、地主さんの許可をいただいて畑の敷地内に農具などを置く簡易的な倉庫を建てました。このなかに貯蔵庫を作ります。 資材 角材とコンパネで箱をつくり内側に断熱材を張り詰めて冬の寒さをしのぐ寸法です。大きさは横と高さが約1820㎜、奥行き910㎜でコンパネの大きさに合わせて設計しました。 断熱材の厚さは4㎝あります。 壁をつくる 床のコンパネは壁より厚めに、また梁も(単語あってるかな)数本多めに入れて体重や荷重に耐えられるように。また壁と屋根は極力薄くしてなるべく軽めをイメージしてます。 写真は屋根部分。床と屋根はここに断熱材を敷き詰めて上からコンパネで閉じてしまいます。 下の写真は壁の部分。断熱材は組み立て最後に貼り付けます。 早くもトラブル発生! 購入したコンパネの一部にサイズが違うものがありました。コンパネのサイズはみんな一緒じゃないの??当然のごとく購入時にサイズを確認しませんでした。縦横1㎝大きなサイズが混ざっており写真のようにコンパネがはみ出てしまい、はみ出た部分はのこぎりで裁断という余計な作業をする羽目となりました。 組み立て 床に壁を固定しそのあと壁に屋根を固定します。床と壁はビスで固定しますがそれだけでは強度に不安があったため隅をL字型の金具で補強してみました。 L字型の金具(正式名称は不明)で補強。だいぶ補強された感じ。 屋根も固定してこんな感じ。 断熱材を張る 壁の内側に断熱材を張り詰めます。しかしながらこの作業、簡単そうに見えて一番手こずってしまいました。断熱材はカッターで簡単に切れますが、慎重にカットしてもきれいに垂直に切れず微妙にゆがんだりします。サイズが1㎜でも大きいと壁にはまらないし逆に1㎜でも小さいと隙間ができてしまう。ぴったりはめ込むことができないのです。結局、気持ち小さめにカットし隙間ができたらそこに細かい破片を詰め込むようにしました。 カット面が微妙に歪んでしまう。不器用なのか、道具のせいか。でもこれでやるしかないのです。 カットした断熱材をはめ込んでいきます。隙間には薄くスライスした断熱材を詰め込んで外から冷気が入らないようにします。 扉をつける 最後に扉をつければほぼ完成。扉は観音開きにしようと思っていましたが、蝶番をつけると想像以上に隙間ができてしまうためやめました。(先ほど一生懸命断熱材の隙間を埋めていた作業が無意味になってしまうと思ったため。)開閉時ちょっと面倒くさいですが、扉ははめ込み式にして密閉できることを優先しました。扉にはひとまず取っ手をつけましたが、閉まっているときに扉が倒れないようストッパーが必要かもしれません。 完成(仮) 内壁にコンパネ張りたい、扉のストッパー付けたい、外壁は防水処理したいとかやりたいこと少し残っていますが、保管庫としての機能は果たせますので早速ちょっとだけサツマイモをほって入れて見ました。本業そっちのけで工作楽しんだ感は否めませんが、サツマイモの収穫作業はまだまだこれからなのです。。
投稿日: 2021-06-252021-06-25キスジノミハムシを撃退 葉っぱに穴をあけるやつ 成虫でも数mm程度のキスジノミハムシ。アブラナ科の野菜に付き、成虫は葉っぱを食害して針で穴をあけたような状態になります。ちょっとでも放置すると穴が無数に空いてしまい葉物だと商品になりません。また幼虫は地中に潜ってダイコンに傷をつけるという厄介者。やられるとダイコンの表面に何かが這ったような茶色い傷痕がついてこれも商品にならなくなります。アブラムシに匹敵するほど厄介な虫です。 被害にあうとこうなります。(防虫ネット越しなのでぼやけた写真になっています。) 小さくてすばしっこい 老眼の私では肉眼でかろうじて見える小さい虫。残念ながら防虫ネットも簡単にすり抜けてしまうため防除することができません。名前の通り蚤のように飛び跳ねるため手で摑まえるのも至難の業です。聞くところによると朝方気温の低い時間帯だと動きが鈍いようですが、それでもすばしっこくなかなか捕まえることができません。 最終兵器? そこで思いついたのがハンドクリーナー。これで吸い取ってしまえれば撃退することができるかも。 面白いようにとれる 虫が見つけられれば、思ったように簡単に吸い込むことができました。葉っぱも吸い込んでしまうため傷をつけないように注意しないといけませんが、面白いように取れるのでつい夢中になってしまいます。数分で100匹はとれたと思います。数日続けると数もめっきり減り、目立たなくなります。が、しばらくするとまた増えるんだろうな。。
投稿日: 2021-06-082021-06-25クワ一本で畝づくり サツマイモの畝をつくる サツマイモの畝は高さ30㎝くらい幅60㎝くらいのサイズで作ります。うちの畑の幅が20mくらいありますので畝の長さは18mです。これを鍬一本で作ります。 畝の側面を掘る まずは畝がゆがまないように紐を張り目印をつけます。そこに鍬を入れ溝を掘っていきます。鍬でひたすら土を掘り続けます。 そして反対側も掘ります。反対側に差し掛かると息切れしながら休憩しながらと急にペースダウンしてしまいます。腰もつらいしきついですね。 ならして形を整える レーキで畝の上をならします。これを適当にやってしまうとでこぼこになってマルチを張ったときに美しくなりません。・・と言いつつも私はそんなに上手ではありません。 ならすとこんな感じになります。 マルチを張る 幅60㎝の畝に幅150㎝のマルチを張ります。畝の幅に比べマルチが異様に大きいですが、畝の横広くまでマルチで覆うことによりコガネムシなどの幼虫が地中に潜れなくなるということらしいので今回試してみました。まずは、端を土で埋めてマルチを固定します。 マルチの芯を畝の上でころがして反対側まで引っ張ります。 そして反対側を土のうで固定します。このときマルチをめい一杯引っ張っておくとピンとマルチが張れます。 マルチの端を埋める マルチの両側を土で埋めていきます。足でマルチの端を引っ張りながら土をかぶせていくとマルチがピンと張れます。 完成 両端すべて埋めたら完成です。私はこれに1時間くらいかけてしまいます。そして精根疲れ果ててしまうので1日1本作るのが限界です。 今年は10本作りました。10日かかっているということですね。来年は耕運機でやりたい。耕運機ほしい。
投稿日: 2021-04-052021-04-05温床をつくってさつまいもの苗を育てる 材料をそろえる 温床についてはネットや雑誌などで見たことがある程度のレベル。まずは周りの農家の方に作り方を聞きながら材料をそろえてみる。温床の高さは60㎝以上ないと発酵しにくいとアドバイスを受けたので幅、奥行、高さそれぞれ90㎝の立方体の木枠をつくってみることにする。材料のベニヤ板を4枚、それを支える柱8本。それぞれホームセンタで購入。 組み立て 4枚のベニヤ板で四角く枠をつくり、その外側に杭を打ってベニヤ板を支える。 温床をつくる 温床をつくる材料は馬糞、落ち葉、米ぬか、水。落ち葉と馬糞と米ぬかを交互に木枠へと投入して最後に水をたっぷりかけるということなので言われた通り実際にやってみた。まずは、近所の公園で集めた落ち葉を投入。 次に馬糞。馬糞は私の知り合いが乗馬クラブから入手したものをいただきました。 落ち葉、馬糞と交互に投入して、たまに米ぬかを振りかける。 最後に水をたっぷりかけて、温床の上に乗っかって踏みつける。この踏みつけることが重要らしい。 踏みつけたら、圧力で木枠に隙間ができてしまいそこから落ち葉が漏れてしまった。隙間ができないように木枠の周りをロープで囲い縛ってようやくこれで完成。 さつまいもの苗 温床が発酵して安定して熱を出して来たらサツマイモを落ち葉にもぐらして様子見。何日かすると芽がでてきた。
投稿日: 2021-01-192021-04-05自宅の庭にビニールハウスもどきをつくってみた 苗を作る場所がない! 苗をどこでつくるか。うちの庭は一日中日が当たらないし、畑のビニールトンネルでは温度管理が難しいし。はたまた嫁の実家のベランダは日当たりがいいけどちょっと家から距離があるし、そもそも余計な気を使ってしまう。。農家たるもの苗が作れなければ仕事にならないぞ。何日か悩んだ挙句、自宅の庭に育苗用のビニールハウスを作りLEDライトを日光の代わりにすることを思いついた。これなら、日照の管理や温度管理もコントロールできるよな。ただ、庭の半分くらいを占用してしまうのと初期費用や電気代などのランコスがかかることで、反対する嫁を説得するのに余計な労力と時間をかけてしまった。 作れるのか? とはいうもののビニールハウスを素人が作れるのか?という疑問もあったが、まずはネットで情報収集してみる。すると、ビニールハウス用の部品を取り扱うサイトが何件か見つかった。サイトの記事によると部品さえそろえれば特殊な工具も使わず作れそう。思ったよりハードルは高くなく、なんとなく作れそうな気になってきた。早速設計図を書いてみることにした。 部品を購入 設計図は写真のとおり雑な仕上がりとなったが、これでもあーでもないこーでもないと結構悩み何日も費やしてしまった。ポイントは、鉄パイプを切断しないで済むように売っているサイズで作るということ。接続部分に使う部品のせいで若干長さにズレが生じ不都合が起きないか心配もあったが、とりあえずこの設計図を信じて部品を注文してみた。 いよいよ組み立てる 部品が届いた!けっこうすぐ届いた!さて思い通りに作れるといいが。ちなみに部品は写真のとおり。全部で2万円弱(ビニール除く) 骨組みを組み立てる 1人で作業したが、以外にすんなりと組み立てることができた。気になっていた接続部品による長さのズレも調整可能で問題なし。部品が組み立てやすいようにできていることにものすごく感動してしまった。考えた人すごい! ビニールを張るが・・ 最後にビニールを張って出来上がりっ。と余裕をかましていたがこれが非常に難しい。よく農地で見かけるビニールハウスのそれとは違ってビニールがなんだかたるんでいるぞ。何度も何度も張っては剥がしてと繰り返したが100%納得いく”ハリ”には仕上がらず断念。ちょっと気持ち悪さが残るが、私の本業は農業と言い聞かせここはしぶしぶ妥協することに。 台風対策をして完成! 昔、庭に置いてあった小さなビニール温室がとある台風で吹き飛んでしまったり、最近でもビニールトンネルが強風のたびに剥がれてしまったりと、風にはかなりナーバスな私。強風にも台風にも飛ばされないようにアンカーを何本も打ってこれで一安心。ただ、このビニールハウスは邪魔なので冬場のみという条件で嫁に設置が許されたため、台風シーズンには撤去されており、、まあいいか。ひとまず完成したから。 早くも不具合発覚!!! 雨が降ったらこんなことに!!!! つづく!!