貯蔵庫をつくる

背景

サツマイモの収穫時期のリミットが近づいてく中、収穫した芋の保存場所に悩んでいた私。代々農家でもない私はもともとはごく普通の一般サラリーマン家庭。家も普通の一戸建てで土地も倉庫もなく、ましてや収穫した野菜を置いとく場所もありません。畑の中に埋めるという手もありましたが、スコップで穴を掘るのもかなりの重労働ですのでその選択肢は外し、貯蔵庫をつくることにしました。

作る場所

先日、地主さんの許可をいただいて畑の敷地内に農具などを置く簡易的な倉庫を建てました。このなかに貯蔵庫を作ります。

資材

角材とコンパネで箱をつくり内側に断熱材を張り詰めて冬の寒さをしのぐ寸法です。大きさは横と高さが約1820㎜、奥行き910㎜でコンパネの大きさに合わせて設計しました。

断熱材の厚さは4㎝あります。

壁をつくる

床のコンパネは壁より厚めに、また梁も(単語あってるかな)数本多めに入れて体重や荷重に耐えられるように。また壁と屋根は極力薄くしてなるべく軽めをイメージしてます。

写真は屋根部分。床と屋根はここに断熱材を敷き詰めて上からコンパネで閉じてしまいます。

下の写真は壁の部分。断熱材は組み立て最後に貼り付けます。

早くもトラブル発生!

購入したコンパネの一部にサイズが違うものがありました。コンパネのサイズはみんな一緒じゃないの??当然のごとく購入時にサイズを確認しませんでした。縦横1㎝大きなサイズが混ざっており写真のようにコンパネがはみ出てしまい、はみ出た部分はのこぎりで裁断という余計な作業をする羽目となりました。

組み立て

床に壁を固定しそのあと壁に屋根を固定します。床と壁はビスで固定しますがそれだけでは強度に不安があったため隅をL字型の金具で補強してみました。

L字型の金具(正式名称は不明)で補強。だいぶ補強された感じ。

屋根も固定してこんな感じ。

断熱材を張る

壁の内側に断熱材を張り詰めます。しかしながらこの作業、簡単そうに見えて一番手こずってしまいました。断熱材はカッターで簡単に切れますが、慎重にカットしてもきれいに垂直に切れず微妙にゆがんだりします。サイズが1㎜でも大きいと壁にはまらないし逆に1㎜でも小さいと隙間ができてしまう。ぴったりはめ込むことができないのです。結局、気持ち小さめにカットし隙間ができたらそこに細かい破片を詰め込むようにしました。

カット面が微妙に歪んでしまう。不器用なのか、道具のせいか。でもこれでやるしかないのです。

カットした断熱材をはめ込んでいきます。隙間には薄くスライスした断熱材を詰め込んで外から冷気が入らないようにします。

扉をつける

最後に扉をつければほぼ完成。扉は観音開きにしようと思っていましたが、蝶番をつけると想像以上に隙間ができてしまうためやめました。(先ほど一生懸命断熱材の隙間を埋めていた作業が無意味になってしまうと思ったため。)開閉時ちょっと面倒くさいですが、扉ははめ込み式にして密閉できることを優先しました。扉にはひとまず取っ手をつけましたが、閉まっているときに扉が倒れないようストッパーが必要かもしれません。

完成(仮)

内壁にコンパネ張りたい、扉のストッパー付けたい、外壁は防水処理したいとかやりたいこと少し残っていますが、保管庫としての機能は果たせますので早速ちょっとだけサツマイモをほって入れて見ました。本業そっちのけで工作楽しんだ感は否めませんが、サツマイモの収穫作業はまだまだこれからなのです。。

2021年10月、畑の景色

ようやく

時間に余裕ができたので、ずっと作りたいと思っていた小屋をようやく建てることができました。今までは農具や資材は全て畑に置きっぱなしの雨ざらし。どんな小屋を建てたらいいか悩んだ末、車庫用のパイプ倉庫にしました。これならローコストで簡単に組み立てられます。

旬の野菜

今すぐ採って食べられるのはネギとピーマンくらいでしょうか。まだ掘ってないのですが多分、ショウガとサトイモもそろそろ大丈夫かと思います。(すみません写真ありません。)あと、秋ナスを採るため以前更新剪定をしましたが、なんか出来栄えがあまりよくありません。しばらく様子を見ましょう。

けっこうやられてる

遠目でみると全く分からなかったのですが、近くで見ると穴だらけ。サツマイモの害虫対策は全くしていなかったのでノーガードでした。もっと早く気づけばよかったと悔やんでもしょうがないので早速犯人確保しその場で退治することにしました。

ツルを揺さぶるとぽろぽろと転がり落ちてくる犯人。200匹くらいまでは数えていましたが、少なくとも500匹は退治したと思います。何の虫だか調べましたが名前は忘れました。私にとっては噛みついてきたり針のようなもので刺さないやつであれば問題ありません。

それでも大丈夫

虫食いがいもの成長に影響していないかと恐る恐る試し掘りをしてみました。心配とは裏腹にいもは全く大丈夫のようですね。ツル返しやこまめな雑草取りをやったおかげかな。写真は上が紅あずま、下がシルクスイートです。

Coming soon.

冬野菜はダイコン、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど10種類くらい育てています植えたばっかなので収穫にはもう少しかかりますが、今のところ順調です。今年は紅芯大根やビーツなど色鮮やかな珍しいものも作ってます。

育苗中

家の育苗ハウスではタマネギと葉物の苗を育苗中です。葉物はじきに、タマネギは来月定植する予定です。

2021年9月、畑の景色

ローテーションの谷間

夏の野菜が終わりに向かい冬野菜の準備を始める時期で今はまさにローテーションの谷間です。出す(出荷)ものがなくなった上に、出ていく(出費)ものが多くなり台所事情も厳しいこの頃です。

夏野菜は小休止

ナスは更新剪定を済ませ収穫は少しお休みです。秋に向けもうひと頑張りしてもらいます。ピーマンはもうお疲れのようでそろそろおしまいのご様子です。下の写真はこどもピーマンですが、こちらもラストスパートよろしくお願いします。

いつも失敗に終わりますが、夏植えキュウリは今のところ順調に育っています。

そろそろかな

さつまいもは、ツル返しをしつつ雑草も丁寧にむしったので着々と育っているはず。収穫は今月下旬ごろを予定していますが、直売所ではもう出回っているので近々天気のいい日に試し掘りをしてみようかと思います。

ショウガもそろそろでしょうか。

冬野菜の準備

畑を耕して、畝を立てて、マルチを張って、、と冬野菜の準備をしています。相変わらず雑草の勢いは止まらず、草刈りの合間にやっています。今回は機械を借りてやったので効率は手作業の数十倍以上。やっぱり耕うん機ほしいです。

 

マルチャーも借りました。多少歪んだりもしますが、この際気にしません。

今年の8月初旬から中旬にかけては猛暑だったので苗の育ちが幾分よくない感じでしたが、最近涼しくなって調子を取り戻してきたような気がします。

今月は冬野菜だけでなく、来年初夏向けの長期栽培する野菜も植え頃です。ラッキョウ、ニンニクは上旬、タマネギは下旬に播種します。

米ナスの料理

ナスピザ

材料

  • ケチャップ
  • お好み焼きソース(中農ソースでも可)
  • とろけるチーズ
  • お好みの野菜や肉

作り方

米ナスを切る

米ナスを縦4枚におろし(切り)、切った側面の片側だけを写真のように隠し包丁を入れます。隠し包丁を入れることで、ソースが絡みやすくなったり食べた時の歯切れがよくなります。

炒める

気持ち多めのオリーブオイルで米ナスを炒めます。全体に火が通るように両面多少焦げ目がつく程度まで炒めてください。

ソースを塗る

ケチャップとお好み焼きソースを1:1で混ぜたものを隠し包丁を入れたほうの側面に塗ります。

チーズをのせて焼く

とろけるチーズをのせてトースターで焼きます。このときトマトやピーマンをのせたりソーセージをのせたりお好みでトッピングするのもいいですよ。

完成

チーズが溶けてほんのり焦げ目がついたら完成。

2021年8月、畑の景色

旬の野菜

旬の野菜といえばもちろん夏野菜ですが、うちの畑ではナスとピーマンが主力選手です。特にナスは米ナス、ピーマンはピー太郎という品種に力を入れて栽培しています。ピー太郎は見た目ハバネロのような形状をしていますが苦くなく肉厚で特に普通のピーマンが苦手な方に食べて欲しい品種です。

米ナスは熱を加えるとトロっとした食感となり、普通のナスより食べ応えがあります。田楽にしたりステーキにするのがおススメです。

サブでゴーヤやオクラもやってます。

うちの畑の近所にハクビシンが出現するようで、トウモロコシ、ラッカセイ、スイカは格好の標的になるとのことです。ご近所さんによると野菜をネットなどでガードしたり一晩中ラジオを流したりといろいろ手を尽くしたようですが、いずれも破られ被害を免れることができなかったようです。そんなこともありこのあたりでは標的になる野菜はつくられていないようですがどうしてもスイカをつくってみたかったのでこっそりやっています。ネットとかすると逆に奴らにごちそうがあることを知らせてしまうのではと考え、あえて何もせず周りに生えてくる雑草をそのままのびのび生やせてスイカを隠しています。

雑草との闘い

刈ってもむしっても延々と生えてくる雑草。先日刈払い機を導入して多少は効率的になってはきたものの、撲滅までには至りません。数日後には緑のじゅうたんと化してしまう様にはもううんざりです。

ちなみに写真手前は先ほど紹介したスイカの苗が隠れています。

さつまいもは順調?

先日農協の(野菜栽培の)指導員の方がうちの畑の視察に来られました。その時さつまいもの畝を見て育ちが良くないので実がつかないかもね。と一言。私には順調に育っているように見えていましたが、いくらさつまいもとはいえそれなりに肥料を施さないといけないようです。私は、施肥も追肥もしてなくここまで育ててきましたが追肥をすることで果たしてリカバリーはできるのでしょうか。ちなみにその質問に対しては「わからない」とのことでした。今更仕方ないのでこのまま育ててみることにしました。

種とり用に放置していた・・

種をとるためにずっと放置していたズッキーニが程よく熟れてきました。巨大化したそれは既にズッキーニの風貌のかけらもありません。皮がスプーンでくりぬけるようになるまでもうちょっと置いときます。

2021年7月、畑の景色

ずっと雨

毎日雨が降り続き、畑はドロドロで作業することができない。というのは建て前で、やる気がなく仕事ができないことを雨のせいにしているのが本音です。

とはいうものの、育つ野菜を止めることはできないので収穫しなければなりませんし、雑草も勢いよく育ってくれてしまっているので刈り取っていかなければなりません。ちなみに草刈りは一日の作業の大半を費やしています。

旬の野菜

夏野菜ができ始めました。これからどんどん収穫量が増えていくでしょう。定番の野菜たちです。

トマトは地這いで育てていますが、まあまあうまくいきました。

ピーマンは普通のピーマンとは別に”ピー太郎”という苦くないピーマンも作ってみました。食べてみたら本当に苦くなく肉厚でパプリカのようにジューシーでした。種も食べられるのでそのまま焼いて丸ごと食べてもおいしいです。

 

 

ナスは米ナスをメインで栽培しています。ヘタのトゲに注意。

あと、キュウリ。こちらもどんどん実がなっています。

もうすぐです

もうすぐ収穫を迎えるのはかぼちゃ、ダイコン、ニンジン、キャベツなどです。

紹介しきれませんでしたが、インゲン、ゴーヤ、ズッキーニなどの果菜類とコマツナ、ミズナ、チマサンチュなどの葉菜類も順調に育っています。

メインのサツマイモ

ツルが順調に伸びてきています。早く雑草を抜かないと。

早く梅雨明けしてください。

キスジノミハムシを撃退

葉っぱに穴をあけるやつ

成虫でも数mm程度のキスジノミハムシ。アブラナ科の野菜に付き、成虫は葉っぱを食害して針で穴をあけたような状態になります。ちょっとでも放置すると穴が無数に空いてしまい葉物だと商品になりません。また幼虫は地中に潜ってダイコンに傷をつけるという厄介者。やられるとダイコンの表面に何かが這ったような茶色い傷痕がついてこれも商品にならなくなります。アブラムシに匹敵するほど厄介な虫です。

被害にあうとこうなります。(防虫ネット越しなのでぼやけた写真になっています。)

小さくてすばしっこい

老眼の私では肉眼でかろうじて見える小さい虫。残念ながら防虫ネットも簡単にすり抜けてしまうため防除することができません。名前の通り蚤のように飛び跳ねるため手で摑まえるのも至難の業です。聞くところによると朝方気温の低い時間帯だと動きが鈍いようですが、それでもすばしっこくなかなか捕まえることができません。

最終兵器?

そこで思いついたのがハンドクリーナー。これで吸い取ってしまえれば撃退することができるかも。

面白いようにとれる

虫が見つけられれば、思ったように簡単に吸い込むことができました。葉っぱも吸い込んでしまうため傷をつけないように注意しないといけませんが、面白いように取れるのでつい夢中になってしまいます。数分で100匹はとれたと思います。数日続けると数もめっきり減り、目立たなくなります。が、しばらくするとまた増えるんだろうな。。

クワ一本で畝づくり

サツマイモの畝をつくる

サツマイモの畝は高さ30㎝くらい幅60㎝くらいのサイズで作ります。うちの畑の幅が20mくらいありますので畝の長さは18mです。これを鍬一本で作ります。

畝の側面を掘る

まずは畝がゆがまないように紐を張り目印をつけます。そこに鍬を入れ溝を掘っていきます。鍬でひたすら土を掘り続けます。

そして反対側も掘ります。反対側に差し掛かると息切れしながら休憩しながらと急にペースダウンしてしまいます。腰もつらいしきついですね。

ならして形を整える

レーキで畝の上をならします。これを適当にやってしまうとでこぼこになってマルチを張ったときに美しくなりません。・・と言いつつも私はそんなに上手ではありません。

ならすとこんな感じになります。

マルチを張る

幅60㎝の畝に幅150㎝のマルチを張ります。畝の幅に比べマルチが異様に大きいですが、畝の横広くまでマルチで覆うことによりコガネムシなどの幼虫が地中に潜れなくなるということらしいので今回試してみました。

まずは、端を土で埋めてマルチを固定します。

マルチの芯を畝の上でころがして反対側まで引っ張ります。

そして反対側を土のうで固定します。このときマルチをめい一杯引っ張っておくとピンとマルチが張れます。

マルチの端を埋める

マルチの両側を土で埋めていきます。足でマルチの端を引っ張りながら土をかぶせていくとマルチがピンと張れます。

完成

両端すべて埋めたら完成です。私はこれに1時間くらいかけてしまいます。そして精根疲れ果ててしまうので1日1本作るのが限界です。

今年は10本作りました。10日かかっているということですね。来年は耕運機でやりたい。耕運機ほしい。

2021年6月、畑の景色

旬の野菜

うちのダイコンは先月で終わりました。それに代わってこれから収穫が始まるのはタマネギです。残念ながら白玉ねぎは紹介する前に一瞬で終わってしまいましたが、赤玉ねぎ、普通の玉ねぎはこれからです。まずは赤玉ねぎから出荷が始まります。

ズッキーニはここへきて生長が加速してます。実がつくと一気に大きくなります。収穫タイミングを逃してはいけません。

葉物は随時収穫しています。コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、ホウレンソウなど。それにサンチュや小ねぎもつい最近植えてみました。通年できる葉物野菜の種類をちょっとづつ増やしています。

暑くなると虫が増えてきます。虫から野菜を守るために防虫ネットをしていますがそれでも完全ではありません。アブラムシがついたらハケで落としたり、キスジノミハムシはハンドクリーナーで吸い取ったりと苦闘しています。それでも農薬は使いません。

もうすぐです

夏野菜が実をつけ始めました。夏野菜の畝はあらかじめ溝施肥にしていますが、畝わきにボカシ肥を撒いて追肥しました。

ジャガイモやニンジンももうちょっとですかね。今月後半から収穫できると思います。

キャベツはそろそろ結球が始まりそうです。

定植しました

うちの畑の主役であるサツマイモの定植を行いました。もう活着したようで早くもツルが伸び始めています。

こちらはかぼちゃです。夢味という皮が白っぽい品種を植えてみました。うまくできるかな。

愛知白の料理

簡単レンジ蒸し

材料

  • 愛知白玉ねぎ 1個
  • バター 3gほど
  • 醤油 少々

作り方

皮をむく

愛知白は、甘みがあるのが特徴なのでそれを活かすためになるべく味をつけなく頂くのがいいと思います。まずは、皮をむいて頭と根っこの部分を切り落とします。

切れ込みを入れる

写真のように頭の部分に切れ込みを入れます。そうすることでバターがしみこみやすくなります。

バターをのせる

上にバターを乗せます。バターはほんのちょっとでいいと思います

レンジでチン

ラップしますが、ふわっと緩めにかけてください。レンジしたときにかなり膨れますのでピンと張らないようにしてください。 600Wで4分くらいレンジでチンします。長めにするとタマネギがよりトロっとします。お好みでチンする長さを調整してください。

完成

最後に醤油を少しかければ出来上がりです。 お好みで小ねぎや鰹節をかけてみたり、醤油の代わりにポン酢をかけてもいいと思います。お好みでアレンジして見てください

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