2021年8月、畑の景色

旬の野菜

旬の野菜といえばもちろん夏野菜ですが、うちの畑ではナスとピーマンが主力選手です。特にナスは米ナス、ピーマンはピー太郎という品種に力を入れて栽培しています。ピー太郎は見た目ハバネロのような形状をしていますが苦くなく肉厚で特に普通のピーマンが苦手な方に食べて欲しい品種です。

米ナスは熱を加えるとトロっとした食感となり、普通のナスより食べ応えがあります。田楽にしたりステーキにするのがおススメです。

サブでゴーヤやオクラもやってます。

うちの畑の近所にハクビシンが出現するようで、トウモロコシ、ラッカセイ、スイカは格好の標的になるとのことです。ご近所さんによると野菜をネットなどでガードしたり一晩中ラジオを流したりといろいろ手を尽くしたようですが、いずれも破られ被害を免れることができなかったようです。そんなこともありこのあたりでは標的になる野菜はつくられていないようですがどうしてもスイカをつくってみたかったのでこっそりやっています。ネットとかすると逆に奴らにごちそうがあることを知らせてしまうのではと考え、あえて何もせず周りに生えてくる雑草をそのままのびのび生やせてスイカを隠しています。

雑草との闘い

刈ってもむしっても延々と生えてくる雑草。先日刈払い機を導入して多少は効率的になってはきたものの、撲滅までには至りません。数日後には緑のじゅうたんと化してしまう様にはもううんざりです。

ちなみに写真手前は先ほど紹介したスイカの苗が隠れています。

さつまいもは順調?

先日農協の(野菜栽培の)指導員の方がうちの畑の視察に来られました。その時さつまいもの畝を見て育ちが良くないので実がつかないかもね。と一言。私には順調に育っているように見えていましたが、いくらさつまいもとはいえそれなりに肥料を施さないといけないようです。私は、施肥も追肥もしてなくここまで育ててきましたが追肥をすることで果たしてリカバリーはできるのでしょうか。ちなみにその質問に対しては「わからない」とのことでした。今更仕方ないのでこのまま育ててみることにしました。

種とり用に放置していた・・

種をとるためにずっと放置していたズッキーニが程よく熟れてきました。巨大化したそれは既にズッキーニの風貌のかけらもありません。皮がスプーンでくりぬけるようになるまでもうちょっと置いときます。

2021年7月、畑の景色

ずっと雨

毎日雨が降り続き、畑はドロドロで作業することができない。というのは建て前で、やる気がなく仕事ができないことを雨のせいにしているのが本音です。

とはいうものの、育つ野菜を止めることはできないので収穫しなければなりませんし、雑草も勢いよく育ってくれてしまっているので刈り取っていかなければなりません。ちなみに草刈りは一日の作業の大半を費やしています。

旬の野菜

夏野菜ができ始めました。これからどんどん収穫量が増えていくでしょう。定番の野菜たちです。

トマトは地這いで育てていますが、まあまあうまくいきました。

ピーマンは普通のピーマンとは別に”ピー太郎”という苦くないピーマンも作ってみました。食べてみたら本当に苦くなく肉厚でパプリカのようにジューシーでした。種も食べられるのでそのまま焼いて丸ごと食べてもおいしいです。

 

 

ナスは米ナスをメインで栽培しています。ヘタのトゲに注意。

あと、キュウリ。こちらもどんどん実がなっています。

もうすぐです

もうすぐ収穫を迎えるのはかぼちゃ、ダイコン、ニンジン、キャベツなどです。

紹介しきれませんでしたが、インゲン、ゴーヤ、ズッキーニなどの果菜類とコマツナ、ミズナ、チマサンチュなどの葉菜類も順調に育っています。

メインのサツマイモ

ツルが順調に伸びてきています。早く雑草を抜かないと。

早く梅雨明けしてください。

キスジノミハムシを撃退

葉っぱに穴をあけるやつ

成虫でも数mm程度のキスジノミハムシ。アブラナ科の野菜に付き、成虫は葉っぱを食害して針で穴をあけたような状態になります。ちょっとでも放置すると穴が無数に空いてしまい葉物だと商品になりません。また幼虫は地中に潜ってダイコンに傷をつけるという厄介者。やられるとダイコンの表面に何かが這ったような茶色い傷痕がついてこれも商品にならなくなります。アブラムシに匹敵するほど厄介な虫です。

被害にあうとこうなります。(防虫ネット越しなのでぼやけた写真になっています。)

小さくてすばしっこい

老眼の私では肉眼でかろうじて見える小さい虫。残念ながら防虫ネットも簡単にすり抜けてしまうため防除することができません。名前の通り蚤のように飛び跳ねるため手で摑まえるのも至難の業です。聞くところによると朝方気温の低い時間帯だと動きが鈍いようですが、それでもすばしっこくなかなか捕まえることができません。

最終兵器?

そこで思いついたのがハンドクリーナー。これで吸い取ってしまえれば撃退することができるかも。

面白いようにとれる

虫が見つけられれば、思ったように簡単に吸い込むことができました。葉っぱも吸い込んでしまうため傷をつけないように注意しないといけませんが、面白いように取れるのでつい夢中になってしまいます。数分で100匹はとれたと思います。数日続けると数もめっきり減り、目立たなくなります。が、しばらくするとまた増えるんだろうな。。

クワ一本で畝づくり

サツマイモの畝をつくる

サツマイモの畝は高さ30㎝くらい幅60㎝くらいのサイズで作ります。うちの畑の幅が20mくらいありますので畝の長さは18mです。これを鍬一本で作ります。

畝の側面を掘る

まずは畝がゆがまないように紐を張り目印をつけます。そこに鍬を入れ溝を掘っていきます。鍬でひたすら土を掘り続けます。

そして反対側も掘ります。反対側に差し掛かると息切れしながら休憩しながらと急にペースダウンしてしまいます。腰もつらいしきついですね。

ならして形を整える

レーキで畝の上をならします。これを適当にやってしまうとでこぼこになってマルチを張ったときに美しくなりません。・・と言いつつも私はそんなに上手ではありません。

ならすとこんな感じになります。

マルチを張る

幅60㎝の畝に幅150㎝のマルチを張ります。畝の幅に比べマルチが異様に大きいですが、畝の横広くまでマルチで覆うことによりコガネムシなどの幼虫が地中に潜れなくなるということらしいので今回試してみました。

まずは、端を土で埋めてマルチを固定します。

マルチの芯を畝の上でころがして反対側まで引っ張ります。

そして反対側を土のうで固定します。このときマルチをめい一杯引っ張っておくとピンとマルチが張れます。

マルチの端を埋める

マルチの両側を土で埋めていきます。足でマルチの端を引っ張りながら土をかぶせていくとマルチがピンと張れます。

完成

両端すべて埋めたら完成です。私はこれに1時間くらいかけてしまいます。そして精根疲れ果ててしまうので1日1本作るのが限界です。

今年は10本作りました。10日かかっているということですね。来年は耕運機でやりたい。耕運機ほしい。

2021年6月、畑の景色

旬の野菜

うちのダイコンは先月で終わりました。それに代わってこれから収穫が始まるのはタマネギです。残念ながら白玉ねぎは紹介する前に一瞬で終わってしまいましたが、赤玉ねぎ、普通の玉ねぎはこれからです。まずは赤玉ねぎから出荷が始まります。

ズッキーニはここへきて生長が加速してます。実がつくと一気に大きくなります。収穫タイミングを逃してはいけません。

葉物は随時収穫しています。コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、ホウレンソウなど。それにサンチュや小ねぎもつい最近植えてみました。通年できる葉物野菜の種類をちょっとづつ増やしています。

暑くなると虫が増えてきます。虫から野菜を守るために防虫ネットをしていますがそれでも完全ではありません。アブラムシがついたらハケで落としたり、キスジノミハムシはハンドクリーナーで吸い取ったりと苦闘しています。それでも農薬は使いません。

もうすぐです

夏野菜が実をつけ始めました。夏野菜の畝はあらかじめ溝施肥にしていますが、畝わきにボカシ肥を撒いて追肥しました。

ジャガイモやニンジンももうちょっとですかね。今月後半から収穫できると思います。

キャベツはそろそろ結球が始まりそうです。

定植しました

うちの畑の主役であるサツマイモの定植を行いました。もう活着したようで早くもツルが伸び始めています。

こちらはかぼちゃです。夢味という皮が白っぽい品種を植えてみました。うまくできるかな。

愛知白の料理

簡単レンジ蒸し

材料

  • 愛知白玉ねぎ 1個
  • バター 3gほど
  • 醤油 少々

作り方

皮をむく

愛知白は、甘みがあるのが特徴なのでそれを活かすためになるべく味をつけなく頂くのがいいと思います。まずは、皮をむいて頭と根っこの部分を切り落とします。

切れ込みを入れる

写真のように頭の部分に切れ込みを入れます。そうすることでバターがしみこみやすくなります。

バターをのせる

上にバターを乗せます。バターはほんのちょっとでいいと思います

レンジでチン

ラップしますが、ふわっと緩めにかけてください。レンジしたときにかなり膨れますのでピンと張らないようにしてください。 600Wで4分くらいレンジでチンします。長めにするとタマネギがよりトロっとします。お好みでチンする長さを調整してください。

完成

最後に醤油を少しかければ出来上がりです。 お好みで小ねぎや鰹節をかけてみたり、醤油の代わりにポン酢をかけてもいいと思います。お好みでアレンジして見てください

2021年5月、畑の景色

旬の野菜

うちの畑の今の旬はダイコンです。60㎝級の大ぶりなダイコンですが、身が繊細で柔らかいので煮物に最適です。辛みが少なくほんのり甘みもありますのでサラダにしてもいいですよ。

もうすぐです

「愛知白」こと白玉ねぎが程よく育ってそろそろ出荷サイズになります。まだ味見はしてませんが甘みがありサラダがおすすめな品種だそうです。後ほど食べてみてレポートしたいと思います。

ソラマメです。こちらももうすぐですね。

不織布べた掛けで虫や強風から守られているレタスもぬくぬく育ってもうじき出荷です。ここまで農薬使わず幸い虫もついていないようです。(真ん中で花が咲いてますが、雑草です・・)

畑の景色

ついこの間、夏野菜の苗を植えました。定番のトマトから、ナス、ピーマン、キュウリ・・・。うちの畑もだいぶにぎわってきました。同時にやること満載で忙しくなってきました。

キュウリの苗はなんか元気がありません。ちょっと心配です。

3月後半に植えたジャガイモですが、やっぱり植えるのが遅かったのか成長度合いが周りの畑と比べると遅れているようです。芽がでていない株も半分くらいあってこっちもちょっと心配です。

葉物野菜は防虫ネットで虫からガード。今後も農薬を使わず防虫ネットのみで虫と戦うつもりです。写真はチンゲンサイですが、順次コマツナ、ホウレンソウ、ミズナなど植えていく予定です。

苗も生長中

温床で芽出ししていたショウガが芽を出したので畑に植えます。

こちらも温床で芽出ししているサツマイモ。伸びたツルを切って畑に植えます。

あとは、自宅の育苗ハウスで育苗中の野菜たち。じき畑にデビューします。

使った後は

野菜の収穫後は、畝に透明マルチを張って日光による熱消毒をします。これにより土の中の虫や細菌を殺してしまいます。

2021年4月、畑の景色

旬の野菜

今旬の野菜はコマツナ、ミズナ、ホウレンソウです。農薬を使わず不織布べた掛けで大事に育てています。とれたてはどれもみずみずしくシャキシャキしてとてもおいしいです。ただいま絶賛出荷中です。

ダイコンやカブも出荷サイズになりました。こちらも無農薬なので葉っぱごと安心していただけますよ。

こんな野菜もあります。紫色のミズナは紅法師という品種です。味が濃く普通のミズナとまた違った食味でこちらもおいしいですよ。

ロメインレタスはまだ結球していません。出荷まではもうちょっとかかりそうです。

じっくり育っている野菜

去年の冬からじっくり育っているのは、タマネギとソラマメ。玉ねぎは黄色、白、赤の3種類のタマネギを育てています。どちらも5月下旬くらいから出荷できそうです。

育苗中です

夏野菜やいも類の苗を育てています。もう少し暖かくなれば順次畑に定植していきます。

温床をつくってさつまいもの苗を育てる

材料をそろえる

温床についてはネットや雑誌などで見たことがある程度のレベル。まずは周りの農家の方に作り方を聞きながら材料をそろえてみる。温床の高さは60㎝以上ないと発酵しにくいとアドバイスを受けたので幅、奥行、高さそれぞれ90㎝の立方体の木枠をつくってみることにする。材料のベニヤ板を4枚、それを支える柱8本。それぞれホームセンタで購入。

組み立て

4枚のベニヤ板で四角く枠をつくり、その外側に杭を打ってベニヤ板を支える。

温床をつくる

温床をつくる材料は馬糞、落ち葉、米ぬか、水。落ち葉と馬糞と米ぬかを交互に木枠へと投入して最後に水をたっぷりかけるということなので言われた通り実際にやってみた。

まずは、近所の公園で集めた落ち葉を投入。

次に馬糞。馬糞は私の知り合いが乗馬クラブから入手したものをいただきました。

落ち葉、馬糞と交互に投入して、たまに米ぬかを振りかける。

最後に水をたっぷりかけて、温床の上に乗っかって踏みつける。この踏みつけることが重要らしい。

踏みつけたら、圧力で木枠に隙間ができてしまいそこから落ち葉が漏れてしまった。隙間ができないように木枠の周りをロープで囲い縛ってようやくこれで完成。

さつまいもの苗

温床が発酵して安定して熱を出して来たらサツマイモを落ち葉にもぐらして様子見。何日かすると芽がでてきた。

自宅の庭にビニールハウスもどきをつくってみた

苗を作る場所がない!

苗をどこでつくるか。うちの庭は一日中日が当たらないし、畑のビニールトンネルでは温度管理が難しいし。はたまた嫁の実家のベランダは日当たりがいいけどちょっと家から距離があるし、そもそも余計な気を使ってしまう。。農家たるもの苗が作れなければ仕事にならないぞ。

何日か悩んだ挙句、自宅の庭に育苗用のビニールハウスを作りLEDライトを日光の代わりにすることを思いついた。これなら、日照の管理や温度管理もコントロールできるよな。

ただ、庭の半分くらいを占用してしまうのと初期費用や電気代などのランコスがかかることで、反対する嫁を説得するのに余計な労力と時間をかけてしまった。

作れるのか?

とはいうもののビニールハウスを素人が作れるのか?という疑問もあったが、まずはネットで情報収集してみる。

すると、ビニールハウス用の部品を取り扱うサイトが何件か見つかった。サイトの記事によると部品さえそろえれば特殊な工具も使わず作れそう。思ったよりハードルは高くなく、なんとなく作れそうな気になってきた。

早速設計図を書いてみることにした。

部品を購入

設計図は写真のとおり雑な仕上がりとなったが、これでもあーでもないこーでもないと結構悩み何日も費やしてしまった。ポイントは、鉄パイプを切断しないで済むように売っているサイズで作るということ。

接続部分に使う部品のせいで若干長さにズレが生じ不都合が起きないか心配もあったが、とりあえずこの設計図を信じて部品を注文してみた

いよいよ組み立てる

部品が届いた!けっこうすぐ届いた!

さて思い通りに作れるといいが。

ちなみに部品は写真のとおり。全部で2万円弱(ビニール除く)

骨組みを組み立てる

1人で作業したが、以外にすんなりと組み立てることができた。気になっていた接続部品による長さのズレも調整可能で問題なし。

部品が組み立てやすいようにできていることにものすごく感動してしまった。考えた人すごい!

ビニールを張るが・・

最後にビニールを張って出来上がりっ。と余裕をかましていたがこれが非常に難しい。よく農地で見かけるビニールハウスのそれとは違ってビニールがなんだかたるんでいるぞ。何度も何度も張っては剥がしてと繰り返したが100%納得いく”ハリ”には仕上がらず断念。ちょっと気持ち悪さが残るが、私の本業は農業と言い聞かせここはしぶしぶ妥協することに。

台風対策をして完成!

昔、庭に置いてあった小さなビニール温室がとある台風で吹き飛んでしまったり、最近でもビニールトンネルが強風のたびに剥がれてしまったりと、風にはかなりナーバスな私。強風にも台風にも飛ばされないようにアンカーを何本も打ってこれで一安心。

ただ、このビニールハウスは邪魔なので冬場のみという条件で嫁に設置が許されたため、台風シーズンには撤去されており、、

まあいいか。ひとまず完成したから。

早くも不具合発覚!!!

雨が降ったらこんなことに!!!!

つづく!!

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