2025年1月、畑の景色

新年

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。これからもおいしい野菜を作るため日々精進してまいります。さて、ご挨拶はこれくらいにしておきまして、畑はと言いますとほとんどがお休み中です。お休みしている場所は毎朝凍っていて、その場所を歩くと本当に氷の上を歩いているくらい足が冷たくなります。来月くらいから土づくりを始めようと思いますがそれまでは放置ですね。

冬越し野菜

タマネギ、ニンニク、エンドウやソラマメは冬越しします。それらの野菜についてはしばらくメンテの必要はなく放置でOKです。来月くらいから追肥や雑草の刈り取りなどの手入れが必要となるでしょう。

ダイコンも暖かくなるまでトンネルで過ごしてもらいます。

ブロッコリーとキャベツは毎朝葉が凍っていますが元気です。収穫までもう少しかかりそうですね。

果樹たち

うちの農園では青パパイヤを毎年植えています。暖地であれば枯れることはないそうなのですが、そうでないところでは寒さに耐えられず朽ち果ててしまいます。冬になるとご覧のあり様で2度と復活することはありません。それは、後にこのでかい木々を切り倒し整地するという重労働が待っているということなのです。

2年前にレモンの苗をこっそり植えてみました。2本枯れてしまいましたが、現在7本健在です。育て方が良くわからず今まではほぼ放置でしたが、今年はもう少し勉強して追肥とか剪定とかやってみたいと思います。

昨年、もう一つの果樹に挑戦しようと苗を2本購入しました。この果樹は寒さにとても弱いためこのあたりでの栽培は困難だと言われていますが何とか成功させたいと思っています。とりあえず風よけと防寒対策を施し様子を見ています。この冬越せたら第一関門突破というところでしょうか。ところでこの果樹はといいますと、それは実がなるまでのお楽しみということでよろしくお願いします。

呪縛

何か作業をすると必ず雑草が付きまといます。今の季節草は生える時期ではないのですが、夏に生えた草を処分しないと次の畑の準備ができません。そのまま畑にすき込んでも消化しきれないのでやっぱり燃やすしかありません。本当に厄介です。

2024年12月、畑の景色

冬到来

朝、畑に来ると地面は霜で真っ白になっています。日が昇ると次第に霜は溶けますが、日陰のところはいつまでも凍ったままです。畑はこんな状態ですが、いまだサツマイモ500株ほど収穫が終わっていません。地上部のツルは枯れ果てており地中のサツマイモは寒さでどんどん腐っていきます。掘っていくと案の定腐ったイモがちらほら出てきましたが全滅ではなかったので、頑張って掘り続けるとします。

冬支度の一つとして来年植える種イモを埋める作業があります。畑の片隅に腰ぐらいの深さの穴を掘りそこに芋を埋めます。スコップでひたすら穴を掘りますがやっぱりしんどいです。この作業あと何年できるのだろうか。ユンボ欲しいです。

冬野菜は寒さにめっぽう強いですね。毎朝凍らされるのにダメージ受けずに成長を続けます。

逆に、パパイヤは霜に当たりあっけなく死亡しました。木の幹や実から白い液体が流れる様は、まさに流血そのものです。あとは朽ち果てるのみです。

初物

知り合いの農家の方から大和イモの種イモを頂き今回初めて育ててみました。思ったよりも育てやすく、収量もまずまずでしたので大満足です。山芋よりもネバネバが強くとても美味でした。これでたくさん売れるなら来年は本格的に作ろうと思います。

ぬけがら

このあたりでは実物を見たことがありませんが、これがあるってことはやっぱりいるんですね。願わくばこの先も出くわしたくない生き物の一つです。

2024年11月、畑の景色

旬の野菜

今月23日に農協主催の農業まつりが開催されます。農業まつりでは地元野菜の直売もやっているのでそれに向けての準備をしています。葉物野菜を中心にと考えていたのですが、ホウレンソウはまだ小ぶり、コマツナは大きくなりすぎてと、うまくタイミングを合わせることができませんでした。結局葉物で出せそうなのは、ミズナとチンゲンサイくらいです。普段コマツナみたいな葉物野菜をほとんど作らないので成長スピードの読みがだいぶ粗いようです。

あと、9月から直売所に出し続けているつるむらさきもまつりに出せそうです。この野菜、スーパーではあまり見かけませんが、ネバネバ系の野菜でとてもおいしいです。直売所では売れ筋野菜の一つですよ。

イベントが終わった

幼稚園向けのサツマイモ堀体験ですが、予定されたすべての幼稚園が掘り終わり無事終了しました。今年は猛暑と降雨が少なかったせいなのかイモが小ぶりだったのでお客さんに満足していただけたのかと思うところはありました。天候のせいではどうしようもないですが来年はもっと大きいイモが作れるよう自分でできることは頑張りたいです。

写真は、園児たちがイモ堀した後の畑です。

大量に残っています

11月入ってしまいましたが畑で掘り終えていないサツマイモがまだ2000株くらい残っています。サツマイモは放置しても品質が落ちないので作業の優先度を落として他のことばっかやっていましたが、もう寒くもなるしさすがに早く掘らないとダメになってしまいます。ということでこれからしばらくはイモ堀作業が続きます。

シルクスイート

安納いも

ここだけまだ夏

パパイヤの畑ですがここだけ見た目はまだ夏です。でも、気温が20度前後とだいぶ涼しくなってきたことも植物は敏感に感じているらしく実も育たなくなってきました。収穫の方はもうすぐ終了の兆しです。

冬越し野菜

冬越しする野菜は、ニンニク、タマネギ、豆類です。ソラマメは種を植えて育苗中。タマネギ、スナップエンドウは先日定植がほぼ終わりました。スナップエンドウは、昨年寒さで苗が枯れてしまったので、今年はササで寒さを防御してみました。思惑通りいくといいですが。

ソラマメは育苗中です。

ニンニクは今のところ順調に育っています。

2024年10月、畑の景色

旬の野菜

ようやく青パパイヤが収穫できるようになりました。いつもなら9月頭くらいから収穫が始まりますが、今年は生長がかなり遅れています。何が原因なのかさっぱりわからないのですが、しいて言うなら雨がほとんど降らなかったからなのかと考えています。今の時点で花が咲き始めているのもあったりしますが、これらは収穫できずに冬が来てしまうと思われます。といった感じで今年の収穫量はちょっと厳しくなりそうな見通しです。

幼稚園の体験芋堀がスタートしました。この時期は畑がちょっとにぎやかになります。体験用に育てている品種は紅あずまで、生育が良く大きくなりやすいのですが今年はちょっと小ぶりのようです。逆に、直売向けに作っている紅はるかは大きく育ちすぎているようです。本当は紅はるかが小ぶりで紅あずまが大きくなってくれたほうが嬉しかったのですが、なかなかうまくいきませんね。写真は紅はるかです。

勘弁してくれ

今月サトイモを収穫し始めましたが型もよく数もたくさんとれました。しかし、喜んでいるのもつかの間、サトイモを洗い始めてすぐ異変に気付きました。なんと、虫にかじられた跡なのか汚くえぐられているのです。しかも、1つ1つまんべんなく。ほぼ全滅です。掘っているときにコガネムシの幼虫がやたらいるなと気にはなっていたのですがまさかこんなことになっているとは。今までサトイモが被害を受けることがなかったのですっかりノーマークでした。なので余計ショックでしばらく立ち直れそうもありません。今回1/4くらい収穫しましたがもう残りを掘る気力がありません。

夏野菜復活?

先月、暑さで弱っていたナスとピーマンが復活しました。でも、ナスは多くの実をつけますが品質はイマイチで、出荷できるものがほとんどとれません。数あるナスの中から、いいナスを探すのが大変なのでもうとるのをやめようかと思っています。

ピーマンはいい感じにとれています。

後処理

雑草は枯れても厄介です。特にイネ科の雑草は消化されにくくいつまでも畑に残っていてとても邪魔になります。なので、処分するには焼却するしかありません。この時期畑で焚火をしている光景をよく見かけますが皆さん同じ思いで同じことをやってるのでしょうかね。雑草ってやつは本当に最後まで悩ましてくれます。

冬野菜

この間、キャベツ、ブロッコリーとハクサイの苗を定植しました。それから、ダイコンや葉物類の種をまいて冬野菜の準備がほぼ整いました。ダイコンの生長は勢いよく、あっという間に葉を広げています。

2024年9月、畑の景色

いいわけ

今年も雑草にはコテンパにやられてしまいました。今はだいぶ落ち着きましたが、それでも畑の2割くらいはあきらめて放置状態です。熱中症対策をしても猛暑の中長時間は耐えられません。刈っても刈っても湧き出てくる雑草に追いつくことができず、最後にはあきらめてしまうのです。そうやって雑草と戦っている間にとある場所では収穫を待ち続けているジャガイモが畑に眠っています。本当は初夏に収穫するはずでしたが今ようやく時間の余裕ができ掘り返すことができるようになりました。

この草の下にジャガイモが眠っています。

ニンジンも初夏に全て収穫するはずでしたが一部畑に残してしまいました。ついこの間ようやく残りを収穫することができました。

モロヘイヤはあまり収穫ができずに最後の方はほぼ放置。気づいたら3mくらいに伸びてしまいました。

これから収穫

今年は雨量が少なく夏野菜はちょっと不作でした。特にピーマンとゴーヤは収量が平年に比べ著しく落ちてしまいました。また、水不足はパパイヤにも影響しているようです。本来なら9月に入ってすぐに収穫が始まっているのですが、今年はようやく花が咲いているような状態でだいぶ生長が遅れています。こっちも収量減が心配されるところです。今後は潅水対策も本気で考えないといけないかもしれません。本当、農業ってお金がかかりますね。

沖縄の知り合いから頂いた品種不明のパパイヤの種を植えてみたところ、どうやら雄木のようです。残念ながらこの木には実がなりません。

こちらは落花生です。昨年はアライグマに食い荒らされ全滅しましたが、今年は電気柵を囲って防御したおかげで無事収穫できました。本当に本当に農業ってお金がかかりますわ。

息つく間もない

のんびりしている暇はありません。冬野菜の準備をしなければなりません。刈り取った雑草を片付け、肥料を撒いて耕し、マルチを張ります。ダイコン、キャベツ、ニンジン、ブロッコリーなど、どんどん植えていきますよ。

2024年8月、畑の景色

雑草の嵐

6月の後半くらいから雑草の勢力が一気に増します。ニュースでは各地でゲリラ豪雨の被害情報が日々流れていますが、横浜近辺では殆ど雨が降っていません。去年もでしたが水不足により夏野菜の品質が低下しています。ナスは実が硬くなる”石ナス”になったり、色が薄くなる”ボケナス”になります。ピーマンは実が大きくなる前に赤く熟してしまい商品価値がなくなります。ですので実はできるけど商品として出せるのはほんのわずかで、この時期は出荷量が著しく低下してしまいます。今まで天候のせいだとしてあきらめていましたが、来年は大量に水を供給できるように潅水設備(たいそうなことをするつもりはありませんが)を整えたいと思います。

この時期は雑草だけが活発に育ち、肝心な野菜はお疲れ気味なのです。

暑い中、雑草だけは強く生きています。もうこの光景を見るのはうんざりです。

これから大根を植えようとしている場所は、何とかして雑草を刈り取っています。もう少し頑張らなければいけません。

サツマイモ畑も雑草に埋もれてしまい、このままだと生育に影響が出るので酷暑の中毎日少しずつ雑草を刈り取っています。

暑い中でも

暑い中で勢いよく生長するのは雑草だけでなく、パパイヤも頑張っています。本当は適度な雨があるとより勢いを増すので、今後の恵みの雨を期待するばかりです。

オクラは毎日花を咲かせて実をつけています。

畑の近所では

畑のすぐ近くで大規模な工事が始まっているようで、いくつもの重機が稼働しています。2027年に横浜で国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)が開催されるため、その工事が着々と進んでいます。地元なのでこのイベントが盛り上がってくれることを期待しています。今後要チェックですね。

2024年7月、畑の景色

繁忙期

7月は1年で一番忙しい時期ですね。雑草との闘いが最も激しい時期ですし、夏野菜の収穫は毎日絶え間なく続きます。追肥や誘引や脇芽とりなど細かな管理も本当はやりたいところですが、全くやる暇がありません。雑草対策では、刈ったりむしったりと毎日時間をかけてやっていますが草の侵食するスピードが速く終戦の兆しが全く見えません。夏野菜の収穫も毎日やらないと次々実ができて追い付かなくなります。追い付かなくなると実が巨大化してしまい商品価値がなくなってしまいます。さらに、晴れの日となると間違いなく猛暑となるので長時間の作業ができず1日に動ける時間も限られます。なので7月はほぼ無休で作業しています。でも、その分売上もあがるのでそれを糧に頑張っています。

夏野菜は、ナス、ピーマン、オクラがメイン。それ以外にニンジン、ジャガイモ、インゲンを収穫しています。

もうすぐです

スイカは、実がなり始めの時期に結構な数アライグマにいたずらされましたが、その後復活したので今年は豊作の予感です。アライグマにいたずらされた後、網を張ったり、罠を仕掛けたりして防御したおかげでそれ以上の被害は免れています。また、カボチャも順調に育っておりこちらも前年と比べると豊作となりそうです。

雑草との闘い

畑の外は除草剤を撒くようにしました。軽トラの通り道や、一部の畝間に防草シートを張ったり、遊休場所に透明マルチを張って熱消毒をしたりと雑草対策は徐々に取り掛かっていますがまだまだ十分ではありません。無防備なところは容赦なくえげつなく雑草は生えてきます。広い場所は刈払い機で草を刈れますが、野菜の株元やマルチの際は手でむしらないといけません。雑草も育てば育つほど根が張るので抜くのがしんどくなります。ですので小さいうちに対処すべきなのですが、多勢に無勢、圧倒的な雑草の数にやられ全く追い着きません。

草刈は本当にしんどいです。

ピーマン畝の間に生える雑草。放置すると背丈がピーマンを越します。

一方、ナス畝の間は防草シートを張りました。雑草予防はできましたが。追肥をどうやるか考え中です。今は液肥の葉面散布のみやっていますが恐らく不十分だと思います。

招かざる客

害獣被害は深刻な問題です。動物たちにとっては生きるすべなのかもしれませんが、我々農家にとってはまさに死活問題なのです。近年、周辺の畑が減っていく中で、うちの畑が狙われる確率が高まっているようです。去年は被害を受けなかったものが今年になって狙われるケースが増えています。スイカはもちろんのこと、ナスやトマトも被害を受けており、来年はどうしようか悩んでいます。去年、ラッカセイが被害を受け全滅てしまったので、今年はラッカセイの周りに電気柵を設置しました。そしたら今度はトマト、ナスがやられる。という感じなのです。

そこで試しに農協で借りた罠を仕掛けたら、見事アライグマを捕獲しました。顔はぬいぐるみのようですが、いたって狂暴です。つかまっているにも関わらず爪を立ててこちらに向かってきます。怖いです。甘く見ると怪我します。

2024年6月、畑の景色

収穫

梅雨入り前に終わらしたいこと。ニンニク、タマネギ、ジャガイモの収穫です。これらは収穫後水に濡れると傷んでしまうため、晴れの日に収穫してある程度乾燥させた後、雨がしのげるところで保管しないといけません。ということで、天気予報を見ながら収穫日を決めて収穫していきます。ニンニクとタマネギは先日ようやく収穫が終わり一段落しましたが、ジャガイモは全く手を付けられないまま梅雨を迎えてしまいそうです。収穫と出荷、時々草刈りが入るとなかなか想定通り作業が進まないですね。でも、ジャガイモに関してはしばらく畑に放置しても大丈夫でしょう。

新タマネギとして出荷するものは畑で根と葉を切り取り袋詰めにします。大半は保管のため育苗ハウスに退避します。

今収穫の最盛期を迎えているのはズッキーニです。ズッキーニも成長速度の速い野菜の一つで実が付くと一気に大きくなります。取り損ねて放置するとそれこそでっぷり太った錦鯉みたいに巨大化しますので見逃さないよう注意が必要です。

毎日だいたい20本ペースで収穫しています。

そして、ズッキーニの作業として欠かさないのは早朝の人工授粉です。受粉がうまくいかないとそもそも実ができないし、実が付いたとしても形が悪かったりとかするみたいなので、人工授粉した方が自然に任せるより高い確率でいい形のズッキーニができるようです。そして、早朝やるのは花が開いている時間が朝しかなく9時くらいになると花が閉じ始めてしまうので、毎朝6時ごろ出荷作業前にやっています。

今年もやります

徐々に知名度が上がってきている青パパイヤですが、横浜界隈でパパイヤを育てている農家はほとんどいません。神奈川では秦野や相模原の方とかでは栽培が盛んと言う話はちらっと聞いたことがあるのですが。横浜で栽培が流行らないのはきっと場所をとるとか、木のくせに冬越せないとかなのかなと勝手に思っています。まあ、育てる人が周りにいないということは競争相手がいないということなので自分にはいいことだと思い、パパイヤは今後も続けるつもりです。去年は60本植えましたが今年は100本植えました。改めてみるとやっぱりほかの野菜に比べて格段に場所がとられてしまいますね。10a(1,000㎡)は超えてるでしょうか。

トラブル続出

今月早々、パイプ倉庫の天幕が強風によって破れてしまいました。取り換えて1年もたっていないのでかなりの痛手です。昨年も台風で天幕が破れたのですが、その時倉庫の中が水浸しになってしまい中身のものが大変なことになりました。そんな経験があったので、天幕が破れた際に被害を最小限にするために天幕の下にブルーシートを被せて2重にしていましたが今回はそれが雨水を防御してくれました。数万円の天幕が破れ数千円のブルーシートが被害を食い止めてくれた格好となったわけです。そういうわけで今回天幕を新しいのに取り換える気にならず、見た目は悪いですが隙間はシートで覆い応急処置でしばらくしのごうかと思います。

ある日、滅多に通らない農道を気まぐれで通った時のことです。タイミング悪く進行方向にトラックが道をふさいでいたため、バックで引き返そうとしたところ脱輪してしましました。草がぼうぼう生えていて道との境が分からずいつの間にかタイヤが道を外れてしまったというわけです。一時は気が動転して焦りもしましたが冷静さを取り戻した後、保険会社に連絡しました。その数分後、業者に来ていただきクレーンで救出されて事なきを得ましたが、慣れないことはやるものではないということと、保険に入っていてよかったと思うのでした。

今年はカラスの襲撃が激しいです。先月はサツマイモの苗を引き抜いたりして被害を受けましたが、今月も地味にやられています。例えば、ラッカセイの苗をわけもなく引き抜かれたり、はたまた熟れてもないトマトをつつかれたりとか。その後、トマトは防虫糸を周りに張り巡らせ対処しました。去年はノーガードでも被害を受けなかったスイカなども今年はカラス被害を受けそうな野菜は防鳥ネットなどの対策が必要と思いました。

2024年5月、畑の景色

育苗

自宅の育苗ハウスでは、現在パパイヤとカボチャなどのウリ科の苗が占めています。昨年パパイヤは今頃定植していましたが、ちょっと小さいので液肥をやりつつ育苗を続けています。ナス科の苗は先月定植しましたので空いたスペースにカボチャやズッキーニ、キュウリなどを育苗しています。

パパイヤは毎年栽培している「パッションゴールド」と新たに「台農2号」、「ゴールデン」という品種が加わり合計100本栽培する予定です。

ところ変わって、サツマイモの苗床ですが、今年は種イモをカラスに食い荒らされて一部被害を受けました。芽が出てツルが伸びても掘り返されてしまうため、最終的には防鳥ネットをかけてしのいでいます。状況はご覧のあり様で、芽が出ている苗もまばらで芽が出ていたとしてもツルが採れるほど育っていません。今年は見込んでいた苗数には到底及ばないため、計画を見直さないといけません。既にお客さんが見込める体験芋ほり用の苗は今の時点で確保しなければならないためやむなく購入することにしました。想定しない経費が掛かってしまいかなり痛いです。

もうすぐ

ニンニクは毎回ですが収穫の手前でサビ病にかかってしまいます。今収穫するにはちょっと早いため、収穫時期まで枯れずに堪えてほしいと願うしかありません。サビ病には毎回悩まされていて農薬を使わずに何かいい対策はないかと思っていたところ、以前サビ病には「カニ酢」(カニの殻を酢に漬けた液体)がいいと何かの家庭菜園の雑誌に書いてあったを見つけ、今回それを試してみてました。結果的には期待している効果は得られませんでした。やはり農薬に頼るしかないのでしょうか。

半年以上育てるニンニクもあればジャガイモのように3か月程度で収穫できる野菜もあります。3月に植えたジャガイモは来月から収穫できます。

定植オンパレード

GWあたりからナス、ピーマン、トマトなどのナス科の苗、スイカ、ズッキーニ、カボチャ、キュウリなどウリ科の苗、そしてサツマイモ。まさに今は定植のオンパレードです。それ以外でもいろいろな野菜の苗を植えています。

体験芋ほり用のさつまいも苗の定植。こちらは自前苗が間に合わなかったため3000本購入して定植しました。

2024年4月、畑の景色

旬の野菜

4月です。いつもなら桜が満開ピークを迎えている頃ですが、今年は開花が遅いようですね。毎年きれいに咲き誇る場所もまだ咲く気配すらありません。これもここ最近の異常気象のせいなのでしょうか。職業柄、天気や気温の話題についてはつい敏感になってしまいます。それはさておき、うちの農場は冬場から未だに収穫できる野菜はダイコンのみです。まだこの状態が続きそうです。

冬越し野菜

収穫はまだ先ですが、冬越しで絶賛生育中の野菜は、アスパラ、タマネギ、ニンニクです。アスパラは種を植えてから2年目となりますが、出荷するにはまだ細いですね。今年栄養をガッツリ蓄えて来年出荷できるサイズにしたいです。

ニンニクは茎が太くガッチリしていて今のところ順調です。ですが、これからの4月5月はサビ病に注意が必要です。毎年必ずと言っていいほどサビ病の被害を受けますが、今年はサビ病防止に効果があると噂されているカニ酢を試しに散布してみました。頼むぜカニ酢。

夏の準備

夏野菜の苗は育苗ハウスで育てています。ナス科のナスやトマト、ウリ科のスイカやズッキーニなど。パパイヤは今年100本植える予定です。

今は2㎝くらいしかないパパイヤの苗ですが、夏が過ぎると3mくらいになります。ものすごい成長スピードですよね。

そして、去年のパパイヤは伐採しました。今年のパパイヤは伐採したパパイヤの間に定植します。

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