2024年2月、畑の景色

神奈川県は殆ど雪が降りません。年に1、2回程度で積もったとしても翌日にはだいたい溶けてなくなってしまいます。ですので、雪による被害も殆どありません。今月頭に雪が降りましたが、ビニールトンネルが一部雪の重みでつぶれていたくらいです。

ビニールトンネルが雪でつぶれているところもありましたが、作物にはほとんど影響はありませんでした。

雪の影響ではないのですが、エンドウの苗が寒さでほとんど枯れてしまいました。3月植えでリベンジしたいと思います。

春の準備

今月は夏野菜などの苗づくりがスタートします。育苗ハウスでは、パパイヤがその先陣を切りました。今年は畑に100本植える予定でいます。月末になるとナス、トマトなどの夏野菜の種をまき始め、来月になるころにはこの育苗ハウスは苗で埋め尽くされます。

畑ではサツマイモの苗床を作りました。3月頭くらいにサツマイモを入れ込んで苗を育てます。

どうする?

パパイヤの木を未だ放置しています。60本の木を手で切り倒すのはちょっとしんどいので、どっかのタイミングでチェーンソーを手に入れて切り倒そうと思っています。根は自然に腐ってなくなってしまえばいいのにと甘い考えでいますが、多分そうにはならないでしょうね。いずれにしてもGW明けにはこの場所に新たなパパイヤの苗を植える予定なのでそれまでには何とかしないといけません。

苗床を作る

準備

昨年までは知り合いの場所をお借りして、畑仲間と共同でサツマイモの苗床を作っていましたが、農協の観光芋ほり事業に参画したこともあり必要な苗の確保が難しくなったため、自分の畑にも苗床を作ることにしました。

苗床に必要な材料は、苗床を囲むための畔シートとそれを支えるイレクターパイプ。畔シートはプラスチック製でかなり薄めなのでちょっと強度に不安がありますが、安価なので良しとしました。イレクターパイプも単品では安いのですが、40本くらい買ったので結局全部で1万円くらいの出費になりました。

枠をつくる

苗床の大きさは1.5m×9.5m。まずは、4つ角にイレクターパイプを打ち込みます。

打ち込んだパイプに畔シートを借り固定し、畔シートを広げていきます。畔シートは薄っぺらくて軽いので傾かないようにコンテナで支えます。

畔シートを支えるイレクターパイプを端から等間隔に打ち込んでいきます。

そして針金で固定します。

苗床の枠が完成。

苗床をつくる

この畑から10kmくらい離れた場所に馬糞を分けてくれる乗馬クラブがあります。今年も軽トラで馬糞をGetしに行きます。

スコップでひたすら馬糞を軽トラに積み込み、畑についたらそれを積み下ろします。これを行ったり来たりで4回繰り返しました。

馬糞を苗床に入れる際に、米ぬかを混ぜ込み発酵を促します。この発酵熱を利用してさつまいもを発芽させるのです。ですが、米ぬかを混ぜ込んだ数日は発酵熱が60℃くらいになるので、サツマイモを入れ込むのは30℃くらいに落ち着いた3月頭くらいになります。

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