パパイヤの栽培

播種

2023年2月6日

12㎝ポットに1粒ずつ種をまきました。育苗ハウスの中で農電マットを敷き、日中27℃、夜間17℃になるよう温度設定しています。

今年は昨年もやったパッションゴールドという品種に加えビューティーグリーンという品種の2種類やります。

2023年2月10日

温度が思ったより上がらないため、発芽するまでは終日不織布をかけるようにしました。こうすることで保温効果が高まります。地温は日中30℃になるよう設定しなおしました。

発芽

2023年3月1日

数日前に2,3個芽が出ていたのですが、ようやく7割くらいの芽がでました。播種から20日くらいかかりましたね。今年は60本くらい植えたいので欲を言えばあと5個くらい目が出るとうれしいのですが。

育苗

2023年3月10日 (播種から32日)

結局発芽した種は80粒中63粒。発芽率7割8分8厘とまずますでした。早く発芽した苗は1枚、2枚と本葉が出てきています。うちは日が当たらないので日中は照明をつけて育苗しています。地温は引き続き30℃。設定をいじらないので夜は23℃くらいに下がります。

2023年3月30日 (播種から52日)

本葉が3,4枚になりました。地温は昼間27℃、夜間20℃に設定。土の表面が乾いたら水をやっています。もう少し大きくなったら液肥を撒いてみようかと思います。

2023年5月2日 (播種から85日)

苗の高さが30㎝くらいになり育苗ハウスがきつきつの状態になってきました。早く植えたい気持ちもありますが気温とかを考えるとゴールデンウィーク明けがベターなのでもうしばらく我慢です。

定植

2023年5月10日 (播種から93日)

今年は植える数を大幅に増やし60本植えます。収穫後の木の処分が大変ですがそんなことは考えずにガンガン植えていきましょう。

畝間2m、株間2m空けて植えるとこんな感じになります。こんなに空けても最盛期は葉と葉が重なり合うくらいに生長します。

2023年5月16日 (播種から99日)

苗が余ったので近所の小学校に3本おすそ分けしました。こちらも定期的にウォッチしようと思います。

途中経過

2023年7月6日 (播種から150日)

パパイヤは追肥と周りの草刈りをする以外は特に手入れの必要がありません。なので、しばらく放置しても勝手に成長してくれます。今、発芽から150日経過しましたが、背丈は約70㎝くらいでしょうか。じわじわ伸びていますね。

2023年7月26日 (播種から170日)

気温が上がり始めると、成長スピードが上がります。背丈はもう1mは軽く超えてますね。

恐らく6月頭の豪雨&強風の時に倒れたのでしょう。斜めになったままそのまま成長しています。昨年は斜めになった木は元に戻して再び倒れないよう土寄せとかもしていましたが、今年は本数が多いのでもう放置しています。斜めになった木は5本くらいありましたが全体から見てほんの僅かなので収量にはさほど影響はないでしょう。

開花

2023年7月28日 (播種から172日)

7月はほとんど雨が降らず心配していましたが、パパイヤにはあまり影響がないようです。順調に花が咲き始めました。

結実

2023年8月8日 (播種から183日)

8月に入ってようやく恵みの雨が降りました。ここ最近適度に雨が降ってくれるので一安心です。久々にパパイヤ畑を一回りしたら、1本だけ実をつけていました。このペースだと今月末くらいから収穫できそうです。

2023年9月2日 (播種から208日)

大きいものではソフトボールくらいの大きさになってきました。あともう少しで収穫できると思います。

ちなみに、学校に植えたパパイヤも花が咲いていました。日に当たらないようでちょっとひょろひょろした感じです。追肥したので咲いている花から実をつけてほしいものです。

収穫

2023年9月9日 (播種から215日)

実の長さが15cmくらいになりました。直売所に出すにはちょうどいいサイズになりましたので収穫を始めます。実にちょっとでも傷をつけると白い液体があふれ出てくるので慎重に収穫します。白い液体が出るとそのうち血小板のように固まるのですが見た目汚いので、なるべく流血しないようにします。

実を収穫するときに実の下についていた枝(葉)を切り落とします。葉をそのままにしておくと栄養が葉に行ってしまうので、無駄な葉を切り落として実に栄養が行くようにします。

2023年10月6日 (播種から242日)

10月に入り収穫の最盛期に突入しました。去年よりも実付きはやや少ないものの、木は60本近くあるので毎週50個ペースで収穫しています。

畑はこんな感じです。農園らしくなってきました。

ちなみに学校に植えたパパイヤの木はどうなったかというと。。なんと実がついているではありませんか。学校の先生には、追肥をするようお願いしましたが、なにぶん日当たりがあまりよくないので、実が大きくなるのか心配です。

終了

2024年1月

パパイヤは5℃を下回ると枯れてしまいます。ですので関東圏内では冬を越すことができません。12月後半になると、徐々に枯れ始めて年を越すとご覧のような状態になります。これから春になって気温が上がったとしても復活することはなくこのまま朽ち果てていきます。

おわり

2023年2月、畑の景色

お休み

今月はこれと言って進展がありません。夏野菜を作付けする予定の場所ががらんと空いています。空いている場所は耕運機で耕しておいてしばらくお休みとなります。

4月から新たに借りる農地です。ここは3反(約3,000㎡)ありますので耕しがいがあります。ちょっと早いですが手入れ始めてます。

夏野菜の準備

今月後半くらいから夏野菜の播種が始まります。その準備のために農電マットの取り付けを行いました。農電マットは今年1枚増やして3枚体制です。話はさかのぼりますが、今まで使っていた手作りの育苗ハウスは手狭となったため撤去しました。代わりに、一回り大きな育苗ハウスを設置したので育苗能力が少し改善されました。

後片付け

パパイヤの木が腐り始めてきました。果実はご覧の通り干し柿みたいな状態になっています。このまま放置してれば勝手に全てが腐って分解してくれないものだろうかと願いたいのですが、次の作付けがあるためそんなにのんびり構えていられるはずもありません。遅くとも来月中には撤去しなければなりません。

ひとまず木の根元を掘ってみましたが、深く張った根は抜けそうもありません。次の作付けを考えると全て抜き取りたかったのですが無理そうですね。取り除けない根に関してはそれこそ自然分解に頼るしかなさそうです。やっとこさ木が傾くくらいまで掘り進めましたが疲れたのでここでいったん終了。気がむいたら引っこ抜こうかと思います。

時代は回る

パパイヤの木を処分する一方、パパイヤの種をまきました。今年は新しく借りる農地に約60本植える予定です。

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