2022年12月、畑の景色

旬の野菜

今うちで採れるのは葉物野菜とキャベツ、カリフラワーです。葉物野菜はホウレンソウとコマツナをリレーで2月一杯までやろうかと思います。その第一弾が今出荷時期を迎えています。葉物野菜は虫が付きやすいので農薬を使わないととてもじゃないけど作るのは困難です。ですので私は虫の付きにくい冬にしか作りません。今の時期だと農薬を使わなくてもそれなりにきれいな野菜が作れますよ。

こちらはキャベツの畝。11月まで防虫ネットのトンネルをつけていましたが、トンネル内に生えた雑草が激しく生長しキャベツが飲み込まれてしまいそうでしたのでトンネルを外して草をきれいに除去しました。キャベツは結球しているので今更虫がついたところで人間の食べるところには影響しないでしょう。

防虫ネットをしていても虫に食われる株はいくつかありましたが無事な奴はこんな感じで一切虫に食われていません。

カリフラワーはこんな感じ。

ちょっと不安です

少し遅くなりましたが、11月の終わりから12月の頭にかけてタマネギの苗を定植しました。タマネギは鉛筆くらいの太さの苗を植えるのが理想とも言われているので、自作の苗もそのくらいのサイズを目標にしていましたがそれほど育たないまま11月の終盤を迎えてしまいました。しかしながら定植の時期はとっくに過ぎてしまっているため多少不安が残るも焼き鳥の串くらいのサイズで植えることにしました。

そのか細い苗は4,000本近くあるのですが1本1本手で植えていく単調な作業を延々とやらなければなりません。飽きるし寒いしこの作業は本当につらいです。なんだかんだで3日もかけてしまいました。

今年の締めくくり

1年の最後の作業はダイコンの播種です。この時期に植えるダイコンはマルチ、不織布、ビニールトンネルと防寒対策に手間がかかりますが、手間をかける分、春にはおいしいダイコンができます。

まだ元気?

見たところ、パパイヤの生長は止まってしまっているようです。南国の植物ですから当たり前といえば当たり前ですね。つけている実のサイズは以前ほど大きくなりません。花は無駄に乱れ咲いていますがそれが実になる様子もありません。12月になって一気に気温が低くなり最低気温は普通に10℃を割っているという状況なので、めっぽう寒さに弱いパパイヤはいつ枯れ始めてもおかしくないのかもしれません。冬を越してくれたらと思いますがそれはかなわぬ思いなのでしょう。

最期

動きも鈍く前後に揺れながら歩いている。夏には鮮やかな緑色をしていたボディーがその影もなく茶色にくすみ見るからに衰弱しきった様子です。そのカマキリは一瞬こっちを向き「あばよ」と最後のお別れでもしているのでしょうか。そのあとゆっくりと去っていく姿はまるで死に場所を探しているかのようでした。きっとこの畑で害虫たちを倒し続け野菜を守ってきてくれたのでしょう。ありがとうカマキリ君。君の活躍は一生忘れることはないでしょう。

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